林道でSR500に乗るという大義名分の元、Off1.jpでSRをレストアしてしまおうという無理難題連載の第二回。こういうのは勢いが大事だぜというわけで、早速全バラしてみた。
一日で、全バラできるかな?
バイク系のムック本などでおなじみのスタジオタックさんから「不動SRを自分で整備する本―初歩のメンテから全バラまで―」という本が出ているほど、SR400/500というオートバイをレストアしたい人は多いらしい。43年間で12万台以上も生産されたというとんでもないバイクなのだから、タマも他のバイクより桁違いに多いし、中古部品もやたら手に入れやすい。レストア初心者からしたら、とりあえず形にして動かすまでならチョー簡単な登竜門といえるのかもしれない。きっとそうだ、信じるものは救われる。
SR500を持ったのは人生で3度目。エンジンを一度おろした経験もある。いろんなことを思い出しながらバラしてみよう。きっと何も見なくても、バラせるはずだ。なぜバラすのか? それはフレームの傷みを確認するためである。バイクのフレームで一番傷みやすいのは、ボトム部分でそのあたりをちゃんと見るにはフレーム単体にする必要がある。浜辺の屋根に穴が空いた倉庫で眠っていたこの78年式SR500は、マシン上から海水が流れて車体下で長い時間滞留しているかもしれない。とにかく、その辺の確認も含め、レストアの方向性を探るには全バラなんである。
※この記事は2022/8/25に掲載された記事です。情報提供元 [ Off1.jp ]
この記事にいいねする