転倒や立ちゴケなどでバイクを寝かしてしまい、ブレーキレバーが「くの字」に曲がってしまったり、先端が折れてしまうことは良くあること。このブレーキレバーが、ガソリンタンクや外装パーツへの「キズ付きを緩和してくれている」と考えれば、それはそれでありがたいものなのだが………。簡単なようで、実は、やるべきことが多い、ブレーキレバー交換時や取り外し時のメンテナンス手順を確認しておこう。

油圧式ブレーキレバーはピストン押し込み部に注目  

油圧式ディスクブレーキの場合は、レバーの軸となるボルト=作用点と、マスターシリンダーを押し込む部分=力点のコンディションによって、レバー操作時のフィーリング、いわゆるレバータッチに相当な違いが出る。潤滑切れ=グリス切れによってコキコキと音が出る場合はもちろん、レバーを握った時に違和感がある場合は、まずはブレーキレバーを取り外して、周辺部品をメンテナンスしてみよう。

ピボットボルトは下側のロックナットから緩めよう





プレーキレバーの固定は、マスターシリンダーにボルトで固定した上に、ロックナットで締め付ける構造となっている。このボルトの締め付け状況によっては、レバーの作動性に違いが発生する。取り外し時は、ボルトナットともにレンチをセットして、ボルト側は供回りを保持しつつ、まずは下側のロックナットから取り外す。次に上側のボルトを緩めて取り外したら、ブレーキレバーが押し込むマスターシリンダーエンドのコンディションを確認してみよう。そんな際には、ウエスやチィッシュや綿棒でグリスを拭き取り、マスターシリンダーピストン端末の摩耗状況を確認しよう。

シリコンスプレーや防錆スプレーを塗布し洗浄





ここで撮影した新型ダックス125は登録後間もないのでコンディションは良いが、走行距離が進めば進むほど肝心な部分の汚れは進み、グリス切れが生じて作動状況は悪くなってくる。パーツクリーナーで洗浄するのではなく、防錆浸透ケミカルやシリコン系潤滑スプレーをマスターピストン周辺に吹き付け、ウエスや綿棒で汚れを解かすように除去するのがお勧めだ。汚れたウエスでピストンエンドを拭きとった時に、押されたレバーによる摩耗が発生していたら、レバータッチは相当に悪くなっていたはずだ。洗浄後にグリスアップしたら、レバーを仮組して、マスタフーピストンを何度か押し込み馴染み具合を確認してみよう。

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