ガソリンタンクの汚れがサビを寄せ、そのサビが侵食してガソリンタンクにサビ穴をあけてしまうことがある。見た目は大変キレイなガソリンタンクでも、その中を覗き見すると、想像以上にサビが発生していることも少なくない。突然ガソリンが漏れだして困ってしまうこともあるが、見て見ぬふりをするのが最悪!! 大事に至らないためにも、早めに穴埋め修理しなくてはいけない。ここでは、配線の接続時に利用するハンダ=「板金ハンダ処理」にて、ガソリンタンクに発生したピンホールの穴埋めにチャレンジしてみた。 

ハンダゴテにも大きさサイズがあるので知っておこう





燃料タンク周辺が妙に汚れている、ガソリンタンクを取り外したら、黒いフレームが茶色に汚れていて、しかも湿っている!? といったトラブルに遭遇したことがあるライダーも中にいるはず。見た目は大変キレイで純正ペイントも美しいガソリンタンクなのに、何と!! タンクに穴、ピンホールがあって、ごく微量の「ガソリンが漏れている!!」といったトラブルがある。このSRXのガソリンタンクがまさにそれだった。

他のメンテナンス時にガソリンタンクを取り外したら、フレームが茶色く汚れていたのでその原因を追究した。すると、ガソリンタンクのペイント一部分が剥がれ、その下の鉄板にピンホールが発生していた。原因は、タンク内部に発生したサビが表に向けて侵食し、遂に、鉄板を貫通させてしまったようだ。燃料キャップから内部を覗き込む限りでは、サビの発生が酷いコンディションではなかったが、サビは突然やってくるので注意しなくてはいけない。そのようなサビ穴が見つかった時には「板金ハンダ」で穴埋め可能だ。相手がガソリンタンクなので注意深く作業しなくてはいけないが、道具さえあれば想像以上に容易に作業できるので、覚えておくとよいだろう。修理ポイントにもよるが、板金ハンダは熱量が大きなコテが必要だ。我々は200Wサイズの大型ハンダゴテを利用し作業した。

タンクの継ぎ目からポタポタッと漏れることも  







プレスされた鉄板何枚かを組み合わせて、フランジ部分を溶接して箱状に成型しているのがガソリンタンク。その溶接部分には、当然ながら溝があり、ゴミや劣化ガソリンのスラッジが堆積しやすい。そんな汚れが影響して、サビが侵食してしまうことが多い。ガソリン漏れを発見したので、その患部を板金ハンダで修理してから、タンク内部のサビ取り洗浄を実践。その後、タンク塗装を剥離してから水圧検査を行うのが良い。その方法は、上面の燃料キャップ部分まで水に沈めて燃料コックへつながるホースへ息を吹き込む。すると、穴があればブクブクと泡が出てくる。板金ハンダ実践時には、ハンダの載りが良くなるように鉄板地肌にフラックス処理を行うが、フラックスが流れ落ちると、それがサビの原因になるので、綿棒にフラックスを湿らせて患部とその周辺を擦って処理するのが良いだろう。

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