現代の高性能スポーツバイクのインナーチューブは、肉薄軽量仕上げ部品が多く、簡単には曲がり修正することはできない。曲がりを戻したら部分的に凹って変形……。そうなると強度的にも危険なので、新品部品に交換するのが賢明だろう。しかし、旧車用インナーチューブの場合は、肉厚があり小径仕様が多いため、簡易油圧プレスがあれば曲がり修正が可能な場合もある。ここでは、そんな曲がり修正にチャレンジしてみた様子をリポートしよう。

「曲がりポイント」を探してマーキングから開始  





サビ無く極上程度のインナーチューブで、しかも絶版部品となれば多少の曲がりなら自力で修正したくなるもの!? 油圧ベンチプレスがあれば、何とかなってしまうこともある。とにかくコツを掴むことが重要なようだ。曲がりの頂点を押し込んで曲げ戻す作業を繰り返して、振れ取りを行なう要領だ。押す部分には鉛の塊を使うことでインナーチューブにキズが付かなくて良い。受けブロックはキズが付きにくい材木がベストかも知れない。油圧式のベンチプレスは、組み立て式クランクシャフトを分解組み立てする際などに使われる15トンサイズ。仮に、インナーチューブ修正が最大の目的ならば、より小型の6トンクラスでも十分に使うことができる。油圧プレスは、様々な用途で威力を発揮する。

サビはじめ初期なら回復可能なインナーチューブ





しばらく放置されていたバイクのフロントフォークを見ると、薄っすらとサビが発生していることがある。そこで、磨き込みによるサビ除去にチャレンジしてみた。手順としては、ゴムや硬質スポンジブロックのバックプレートに1500番前後の耐水ペーパーをセット。防錆オイルスプレーをインナーチューブとサンドペーパーブロックへ吹き付けながら、インナーチューブ表面を平均的に根気よく磨いてみた。さらに耐水サンドペーパーの2000番、3000番と進めていくと……驚きの仕上がりを得ることができた。

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