走行中の車体で「もっとも過酷な仕事」をしているのが、重要保安部品としても知られるブレーキ関連パーツである。特に、雨中走行時のブレーキキャリパーは、雨水とともに侵入した砂利や泥をブレーキディスクローターへ押し付けているため、それこそ想像した以上に汚れてしまうものだ。ここでは、そんなブレーキ周りのコンディションを再確認してみよう。

砂利や汚れは気楽に洗い流し。それが効果的!!





台所用中性洗剤の威力をバカにしてはいけない。雨天走行後やツーリング後などにキャリパー周辺に付着した汚れを洗い流すことで、ブレーキ性能の維持や見た目のコンディションは確実に良くなるし、積極的に良くすることができる。とにかく洗うことがコンディション維持へとつながるのだ。キャリパー分解は不要と考えて良い。ブレーキホースで接続されたまま、ボトムケースからキャリパー本体外だけを取り外して洗浄しよう。たったそれだけでも効果絶大だ。バケツに入れたぬるま湯に中性洗剤を入れ、ジャブジャブやっても良い。スプレーノズルボトルに希釈した中性洗剤を詰めて、汚れに吹き付けながらブラシで擦るのも効果的だ。ローターの磨耗防止にもなるメンテナンスである。

キャリパー分解せずにも「やり方次第」で効果絶大!!



パッドを取り外してキャリパーピストン内側に専用プライヤーをセット。プライヤーを握って保持しながらピストンを回転させることで、ピストン外周全体をクリーンナップすることができる。ピストンを回しながら外周の汚れを歯ブラシや真鍮ブラシを使って除去する。あらかじめ中性洗剤でジャブジャブやっておくことで汚れは圧倒的に落ちやすく作業性が良い。

この記事にいいねする

 
今回紹介した製品はこちら
         
コメントを残す

 
今回紹介したブランドはこちら