
足回りがピカピカだと、バイクはひときわ引き締まって見えるもの。愛車をキリっと仕上げるためにも、綺麗にしておきたいホイールやチェーンなどの足回りパーツですが、泥やオイルで汚れやすい箇所でもあるため、綺麗さの維持は大変。いつもピカピカに仕上げているオーナーさんはスゴイ!
とはいえ、そんなオーナーのピカピカマシンでも、意外とくすんでいるのがブレーキディスク。とくにパッドと触れ合わないインナーローターは、ブレーキダストなどで汚れているうえ、温度変化も激しく錆びてしまうことも。特に中古の旧車などでは、塗装もはがれて無残なことになっているマシンも多いもの。綺麗にしようにも、フォークやキャリパーが邪魔だったり、形状が複雑だったり……おまけに重要な保安部品のブレーキですから、変なケミカルなどは使いたくありませんね。
そこで今回紹介する「MOTO HACK」では、そんな気になるブレーキディスクのインナーローターをDIYで塗装してみた、カワサキ・ZR-7Sオーナー「ざわっぺ」さんの整備日記をご紹介。前後のディスクカラーを揃えるために、ホイールの脱着なしでのDIY塗装を敢行したざわっぺさんですが、その秘訣は「ワイパー補修塗料」を利用するという新しい手法でした。もちろん専用品ではないので、作業は難航……ペンタイプなのにインクを出して筆塗りするといった工夫が必要でしたが、見事に作業完了! 綺麗な仕上がりをGETです。
※ブレーキディスクは高温になる重要保安部品です。今回紹介の使用はメーカー推奨の使用法ではありませんので、作業の際には自己責任でよろしくお願いします。リアローター塗ってみる。
2022年12月11日 ざわっぺさんの整備日記より
作業工程1
出来上がった後の画ですが・・・
フロントローターのインナーが黒になったので、イメージを統一したいと思い立ちました。
本当は☀★さんのとかがカッコよくて良いんだけど・・・
そんな買い物ばっかりしてるとホントにななおさんバイク王に売り飛ばされちゃうので・・・
自分で塗ってみました。
本来はちゃんと外して塗装するべきですが、着けたまんまでの横着施工・・・
そのせいで逆に随分手間取ってしまったけど、遠目にはバッチリな感じに収まりました。
艶消しのはずがちょっとツヤツヤに仕上がっちゃったけど。
結果オーライで。
作業工程2
で、これを買って来たのです。
昔からちょっとした色塗り(黒いところ限定だけど)に使ってて便利だったので、今回の横着施工にも良いかなと。
が、今日はこれで手こずりました。
使い古したのはペン先が柔らかくなってたので良い具合に塗れてたのですが、新品はそのペン先のフェルト?がまだ固すぎて塗りながら拭き取っちゃってる感じに・・・
十分な乾燥時間を取っても重ね塗りすると元の塗料ごと一緒に溶かして拭き取ってしまう状態・・・
本来の用途じゃないから仕方なし・・・
塗料だけ絞り出して筆で塗ることにしました。
けど完全フリーハンドだからはみ出るしムラは出来るし・・・
あげくに、最後の細かな部分の仕上げは「マッキー」でやるという暴挙に・・・
でも結局これが一番きれいに色着いたんだけどな・・・
マッキー最強か・・・
一応ミッチャクロンも軽く吹いてから始めたけど、どのくらい持つのかしら。
手抜きしようとすると余計手間がかかる良い例でした・・・
今回の「MOTO HACK」では「ざわっぺさん」さんの「リアローター塗ってみる。」を紹介しました。レポートをありがとうございます!
これからもこのコーナーでは、Webikeユーザーの皆さんの、ちょっと便利なアイデアやグッズをどんどん紹介していきます。次回もお楽しみに!
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