どんなに積載性がショボいバイクでも、最高に荷物をガンガン運べるパーツ……それはリアボックス! キャリアにベースを取り付けるだけで、あっという間に何十リットルもの容量をゲットできる優れものです。耐水性もあって雨降りでもぐしゃぐしゃにならず、ロックすることもでき防犯機能もバッチリ。しかもベースにカッチリ機械的に噛み合う構造により、ゆるんだり脱落したりはほとんどナシ。というワケで「バイクを買ったらまずコレつける!」というほどリアボックスを愛用しているユーザーもいるくらい、便利で快適なカスタムパーツ!
ところが長期間このボックスを使っていると、少しは困ったトラブルも発生します。「ボックスが最近ガタガタ揺れて、うるさいし不安……」なんてことはありませんか? ベースの取り付けボルトを締めなおしても状況は変わらず、「まあ、ずっと使ってるし!」とあきらめているのでは。しかしこのトラブル、実は非常にカンタンに直すことができるんです。
今回紹介する「MOTO HACK」では、KYMCOの「Racing S 150」に乗るhibariさんの整備日記をピックアップ。hibariさんは古いバイクからボックスを付け替えてみたところ、なぜかボックスのガタガタが収まらなくなってしまいました。調べてみるとその原因は「ベースラバー」の摩耗! ベースとボックスの間でダンパーのように働くゴムが、長期間の使用ですり減ってしまうことが理由でした。交換部品はカンタンに入手でき、作業もドライバー1本で完了。あっという間にトラブル解決です! ボックスのガタつきに悩む皆さん、ぜひラバーの状態をチェック!!
定番のリアBOX
2022年12月11日 hibariさんの整備日記より
作業工程1
GIVIのリアBOXを付けました。
前のバイクで8年ほど使ってたのをそのまま取付。30L前後だったと思う。
作業工程2
作業そのものは簡単ですが、Mファクトリーさんのリアキャリアが細くて間隔が広いので微妙に取り付けにくかったです。車体側は金具がキャリアに1箇所しかかかりません。後ろ側はギリで2本にかかりました。外側は実際は金具の端部が当たってるだけですがまぁ大丈夫です。
作業工程3
ところがケースを付けてエンジンを掛けるとガタガタとBOXから音がして建て付けが悪く手で揺らしてもカタカタと小さく動きました。このままの使用は出来ないので早速検索してベースラバーの摩耗が原因だとわかりました。amazonで「GIVI ベースラバー」で検索すると直ぐに出てきます。品番は「Z126A」です。4個で550円くらい。標準はA無しの「Z126」みたいですがネット情報では若干頭が低いようです。古いベースラバーはマイナスドライバーで簡単に抜けます。新しいベースラバーをしっかり押し込んで完了です。ケースは少し強めに押し込まないとつきませんがしっかりと固定され異音は収まりました。写真は交換後。ゴムラバーが少し飛び出てますが交換前は面一でした。さすがにこのBOXでスイカやらビールとか米とか積んだりしてましたのでしょうがないですね。
今回の「MOTO HACK」では「hibariさん」さんの「定番のリアBOX」を紹介しました。レポートをありがとうございます!
これからもこのコーナーでは、Webikeユーザーの皆さんの、ちょっと便利なアイデアやグッズをどんどん紹介していきます。次回もお楽しみに!
※ベースラバーは製品によって仕様が異なります。購入時には自分のボックスに適合した補修部品を選択してください。
この記事にいいねする