
カスタムマフラーの種類は様々ですが、中でもエキゾーストパイプからサイレンサーまでを全交換するフルエキゾーストマフラーは格別のもの。排気効率の向上や造形の美しさといった、スタンダードパーツとまったく違う魅力から「バイクを買ったら、まずフルエキを買うぞ!」なんて言う人さえいるほどです。
そんなフルエキの中でも、素材として非常に優秀で(そして高級な)のがチタン製です。チタンは一般的なスチールに比べて軽く、丈夫で熱伝導率も高いという理想的素材ながら、高価で加工も難しいため純正採用されるのは一部のスーパースポーツくらいのもの。しかもチタンは特有の青みがかった「焼き色」をつけたパーツも多く、俺のバイクはチタンを着けてるぜ……!? という主張も全力!
ところが、そんな美しいチタン製のエキゾーストパイプの焼き色も、汚れや事故によって傷ついたりくすんだりと、取り付け当初の美しさをキープするのはなかなか困難。かといって、簡単に買い換えられるほどお安いパーツでもありません。しかし愛車に乗れば乗るほど汚れは避けられず、どうしたものか……と悩んでいるライダーも多いのでは?
そこで今回の「MOTO HACK」。今回は「まっちゃん」さんが愛車XJR1300のアールズギア製・ワイバンマフラーを再研磨したメンテナンス日記をご紹介します。ピカールで汚れをコスッたところ、焼き色が薄くなってしまった……というまっちゃんさん。どんなテクニックで復活を試みるのか!? と思いきや、その解決策は「メーカーに相談し、再研磨をお願いする」という方法! 確かにメーカーこそ一番、エキゾーストパイプの扱いは慣れているハズです。アレコレ自分で試して大失敗してしまうより、スマートでシンプルな回答と言えるでしょう。「まっちゃん」さんのチタンエキゾーストパイプは、汚れやくすみがあったとは思えないほどピカピカになって帰ってきました!
ただし、メーカーによるアフターサービスは会社によって異なります。対応できないということも充分考えられるので、その点は自分のマフラーのメーカーサイトなどから、よく調べて相談してみてください! また、焼き色付けや研磨は塗装とは違う技術であり、完璧に元通りになることはありません。これについてもご注意を!
エキパイ再研磨
2018年08月19日 まっちゃんさんの整備日記より
作業工程1
アールズギアワイバンマフラーのエキパイに付いた汚れが気になり、軽くピカールで磨いたら、気をつけたのですが焼け色が薄くなってしまいました。
しばらく見ないふりをしてましたが、我慢できなくなりアールズギアに再研磨をお願いしました。
作業工程2
約3週間後に納品。
早速取り付けます。
ガスケットとナットは新品にします。
作業工程3
完璧です。
再研磨ですのて、元の艶とは違いツルツルですが、こちらの方が好みです。
集合部の焼け色は自分で磨きました。
気になる人はアールズギアに相談してみては?親切に対応してくれます。
お陰様でしばらく気分良く乗れます。
今回の「MOTO HACK」では「まっちゃん」さんの「エキパイ再研磨」を紹介しました。レポートをありがとうございます!
これからもこのコーナーでは、Webikeユーザーの皆さんの、ちょっと便利なアイデアやグッズをどんどん紹介していきます。次回もお楽しみに!
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