中古現状車両を購入し、細部を仕上げながら各部を磨き込み、ようやく楽しく走れるレベルにまで仕上がりつつあるカワサキミドルフォー。試運転を繰り返す中で、気になってしまったのが「エンジンの冷却」問題。カワサキ純正でオイルクーラーが標準装備されているものの、そのサイズが小さ過ぎるような気がする……!?そこで、少しでも大きなオイルクーラー本体(コンデンサコア)に交換してみることにしたが………。

純正オイルクーラーを装備した輸出仕様

純正流用、他モデル用カスタムパーツの流用でオイルクーラーを強化!!

1981年型Z550GP用カワサキ純正オイルクーラー&周辺パーツ。これらのパーツ以外に樹脂製化粧カバーが上下に付く。国内Z400GPではオプション設定だったパーツだ。かなり小容量なのでオイルクーラーの装備や大型化は、カワサキ空冷ミドルエンジンにとって重要なファクターだ。車体設計の影響で気楽に大型コア化できない。それでも何とか大型化してみたいと考えるのがマシンオーナーなのだ。

サイズ様々、クーラー本体を準備

純正流用、他モデル用カスタムパーツの流用でオイルクーラーを強化!!

何も考えずに準備したメーカー純正オイルクーラー。流用で大型化できるかと思ったら、大き過ぎてクーラー本体とフロントフェンダーがモロ当たりになってしまうケースも。これは残念!!様々な機種用の中古オイルクーラーを準備して検討したが、結論としてはスペシャルパーツ武川製のモンキー用「スーパークーラー」のコアサイズがZ550GPにドンビシャなことが判明した。あくまで物理的に取り付け可能な最大サイズといったところだ。コア数が増えて厚さも増していて容量的には約2倍になる。

モンキーカスタム用を流用してみた

純正流用、他モデル用カスタムパーツの流用でオイルクーラーを強化!!

純正流用、他モデル用カスタムパーツの流用でオイルクーラーを強化!!

アルミ製アングル材からブラケットを削り出し、厚さ5mmのアルミカラーを追加しフロントフェンダーとの干渉対策を微調整した。この段階ではゼファー400用純正オイルラインを使っている。オイルラインのフィッティングとクーラーフィッティングの接続をかのうとするアダプターを自作して取り付けてみた。

ステンメッシュのオイルラインへ交換

純正流用、他モデル用カスタムパーツの流用でオイルクーラーを強化!!

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純正流用、他モデル用カスタムパーツの流用でオイルクーラーを強化!!

純正流用、他モデル用カスタムパーツの流用でオイルクーラーを強化!!

ゼファー400用カワサキ純正オイルラインが、どうにもしっくり似合わないため(見た目がどうも…)、ポッシュフェイスが取り扱かっていた4番ホースのオイルラインと同社製各種アダプターを購入。6番ホースでは太過ぎる!?と以前から思っていたので、迷わず4番サイズをチョイスした。ブレーキライン等で利用する3番ホースのようにカシメオリーブは入らない。ホースそのものはゴム製だ。固定するスリーブナットは締め付け過ぎに要注意。引っ張り確認もしよう。

クーラー本体をガンコートペイント仕上げ

純正流用、他モデル用カスタムパーツの流用でオイルクーラーを強化!!

純正流用、他モデル用カスタムパーツの流用でオイルクーラーを強化!!

各種エンジンカバーをガンコートペイントや結晶塗装で仕上げたことで、まったく別のエンジンかの如く美しく仕上がったカワサキミドルフォーエンジン。黒一色よりもこちらの方が、インパクトがあって個人的には好みです。モンキー用オイルクーラー本体は、ガンコートのサテンブラックで焼き付けペイント。機能ペイントのガンコートは高い放熱効果を得ることができる。購入時のシルバーよりも締まって見える。

POINT

  • ポイント1・単純に受風面積が大きなオイルクーラーを取り付けられないこともあるので要注意 
  • ポイント2・ 機種専用キットパーツの装着から検討しよう
  • ポイント3・ホース&フィッティングをカシメ製作する際には、正しい道具や工具を使って確実に仕上げよう

薄汚さが目立っていた各エンジンカバー類はすべて取り外し、自作のペイントブースでガンコートペイント実践。鮮やかな「ブライト・ブラス」をチョイスしたことで、やや派手ながら、ハイパフォーマンスを意識した仕上がりに変身させることができた。ちょっと派手な気もするが、ナイスミドル的で少しぐらい目立っても良いのでは!?と思って一気に塗り上げた。

実は、そんなエンジンカバー類のペイント前に実施しておきたかったのが「オイルクーラーの交換=大型化」である。試運転時に気が付いたのだが、パワフルミドルにはオイルクーラーが必要不可欠である。特に近年の夏は異常気象もあり、常にオーバーヒート気味。カワサキZ550GPには純正オイルクーラーが標準装備されているが、これが小さ過ぎる。将来的にはエンジンチューンも楽しみたいと思っているので、この際、本格的に乗り出す前にオイルクーラーの大型化を実践しておきたいと考えたのだ。

当初は、単純にゼファー400カワサキ純正オイルクーラーを取り付ければ良いと思っていた。実は、純正流用カスタムのために、ゼファー用オイルクーラーとホースを準備していた。ちなみに、ゼファー400用以外には、さらにクーラー本体を大型サイズにできるXJR400用も準備していた。ところが!!実際にレイアウトしてみると、我がGP号はもちろん、Z400FX系全モデルにも共通して「大型オイルクーラーを単純に取り付けられない車体設計」であると判明。

仕方ないので、手持ちのオイルクーラー本体で、適当なサイズの部品が無いものか探していたら、4ミニカスタム用で購入していた、スペシャルパーツ武川製のモンキー用「スーパークーラー」がドンピシャサイズだと判明。大きさ的=オイル容量比較では、カワサキ純正クーラーの2倍。これなら冷却効果は高まるはずだ。

最初はゼファー400用の純正メッキオイルラインを流用できるようにアルミ製アングルでブラケットを製作し、アダプターも削り出し製作することにした。しかし、似合わないので、フレキシブルなオイルラインを購入して取り回しを変更することにした。ミドルクラスのオイルクーラーに使われているホースサイズは6番が多い。個人的にミドル用としては少々太い気がしていたので、4ミニカスタムで人気の「4番ホース」と「各種フィッティング」をシフトアップ商品からチョイスし購入。ホースの太さが好みのサイズになり大満足の結果となった。

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