
ブレーキフルードのチェックと交換は、ユーザーの簡単なメンテナンスでは見落とされがちながら、ブレーキのタッチや動作性に影響する非常に重要な点検項目。ところがコレ、やってみると結構面倒くさい。なにが面倒って、ブレーキラインに空気を噛みこむ「エア噛み」を防ぐためのエア抜きが大変なんですよ。
ブレーキレバーをニギニギしつつ、「もう抜けたかな?」と思ったらスカスカ……またニギニギ……キャリパーやホースを交換したり洗浄したときなどは、空気がたっぷり入っているためなおさら一苦労。しかしそんな面倒な作業をラクにする方法のひとつに「キャリパーからマスターシリンダーに向かってフルードを入れる」逆流式があります。つまり下からフルードを流し込むことで、空気を上へ上へ逃がすという方法です。下記記事に詳細あり!
ところが、これをやるためには「大きいサイズのシリンジ」が必要になってきます。一般家庭にあるものではないですよね。
そこで今回もMOTO HACK! ドカティ・モンスター400に乗る58Caddyさんも、この逆流式フルード交換法を行っていますが、その手元には見慣れたモノが。こ……これは! 消毒液をシュコシュコするやつ! 正式名称は「ハンドポンプ」! 「僕はキャリパー側からポンプで押し出すのが好きです。」というヒトコトでさらりと作業を進められていますが、考えてみるとハンドポンプならどんな家庭にもゴミとしてありますし、100円ショップにも売っています。しかも、フルードをたくさん入れることができ作業性も高そう!これはもしや、大きなシリンジでやるよりも合理的なのでは!? ということで、私・編集部員もすぐにマネしてみようと思ったメンテナンスHACKでした。
【モンスター】ブレーキフルード交換(車検整備)
2021年3月17日 58Caddyさんの整備日記より
作業工程1
モンスターちゃんの車検整備。
今回はブレーキフルードの交換です。
マスターシリンダー側からやるか、キャリパー側からやるか、好みの問題ですが、僕はキャリパー側からポンプで押し出すのが好きです。(クルマの場合はマスターシリンダー側からやります)
作業工程2
リヤブレーキ、クラッチ、フロントブレーキの順で作業して終了。
ブレーキは、キャリパーの清掃とピストンのもみ出しもやってますよ。
固着もしてないし、良い感じでした。
(キャリパーは以前新品に交換しているので、コンディション良いです)
今回の「MotoHack」では「58Caddyさん」の「【モンスター】ブレーキフルード交換(車検整備)」を紹介しました。レポートをありがとうございます!
これからもこのコーナーでは、Webikeユーザーの皆さんの、ちょっと便利なアイデアやグッズをどんどん紹介していきます。次回もお楽しみに!
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ブレーキ関係は整備士免許必要だった気が…
ブレーキフルードって服に付くと穴開いたりするので結構注意が必要
自分のバイクでしたら、整備士免許は不要ですね~
命に関わるので、安易な気持ちで整備すべきではありませんが~