缶スプレーを使って、DIYペイントを楽しんだことがあるサンデーメカニックは数多いと思う。何よりもDIYペイントって、楽しいですよね!!しかし、テキトーに段取りしたり、慌ててイイ加減に作業進行してしまうと、その手抜き加減が仕上がりに出てしまい「マイッタ!!」と言った経験をしたこともあるサンメカ諸君も数多いはず。ここでは、小物部品の塗装に限定した「ペイントブース作り」を提案しよう。

集合住宅用換気扇を改造!!

集合住宅用のユニット式換気扇で「ペイントブース」を作ってみよう!!

ホームセンターのリフォームコーナーを通りかかったときに、偶然にも見つけた「レンジフードファン」。集合住宅用なら、シロッコファンタイプだ。意外と軽量で、小物部品のペイントに使えるカモ!?早速、リサイクルショップで見つけて購入したレンジフード。リサイクル品とは言え、キズ物の新品なので機能的にはまったく問題無いはず。セットする向きを逆さまにすれば即席「小物部品用ペイントブース」に大変身!?

電源は家庭用100Vだから楽々!!

集合住宅用のユニット式換気扇で「ペイントブース」を作ってみよう!!

集合住宅用のユニット式換気扇で「ペイントブース」を作ってみよう!!

集合住宅用のユニット式換気扇で「ペイントブース」を作ってみよう!!

集合住宅向けの一般家庭用なので、当然ながらコンセント電源の100V仕様。ペットのハムスターがクルクル回す、あの回し車のようなファンを「シロッコファン」と呼ぶ。粉塵混じりの空気を排出するのに優れているそうだ。高級品の換気扇ならファンスイッチには強弱があるそうだ。つまりペイント状況に応じたセッティングも可能なようだが……。残念ながら安物なのでスイッチは1系統。フィルターは金属プレスの焼肉網に似たタイプだが、これは使わないで、吸入効率を良くしようと思います。

充実のフィルターでミスト無しを追求

集合住宅用のユニット式換気扇で「ペイントブース」を作ってみよう!!


集合住宅用のユニット式換気扇で「ペイントブース」を作ってみよう!!

集合住宅用のユニット式換気扇で「ペイントブース」を作ってみよう!!

集合住宅用のユニット式換気扇で「ペイントブース」を作ってみよう!!

購入した集合住宅用レンジファンの排気ダクトに合わせて内径Φ150mmのアルミ製蛇腹ダクトを購入。購入時は1m程度だが、引っ張ると意外にも伸びる。トタンのエルボもΦ150mm用。金属プレスのフィルターではなく、市販の化粧網に不織布のようなフィルターをセットして使おうと思う。ミストの付着を確認しながらフィルターは色々試すことで最善品を見つけ出すことができる。

排気ダクトに土のう袋でWフィルター

集合住宅用のユニット式換気扇で「ペイントブース」を作ってみよう!!

集合住宅用のユニット式換気扇で「ペイントブース」を作ってみよう!!

集合住宅用のユニット式換気扇で「ペイントブース」を作ってみよう!!

シロッコファンの周囲が汚れ難いように、フィルター下の空間にダンボールをカットしてインナーセパレーターを取り付けてみた。化粧網は幅がドンピシャながら奥行きはやや短かった。プラスチックパイプ=イレクターパイプで組んだ架台にレンジ本体を載せる。背面にΦ150mmの排気口があるので、エルボと蛇腹パイプを本体に接続してシステムを完成させる。排気蛇腹パイプのエンドには土のう袋を縛り付けてみた。この袋も膨らむのでWフィルター式になる!?これでペイントミストも気にならない、はず。

POINT

  • ポイント1・省スペースで効率良く小物ペイントの実践が可能 
  • ポイント2・作業後は周辺ダクトを本体に入れて保管可能
  • ポイント3・2重フィルターでペイントミストを吸着

自分が好きな色、塗りたい色に「パーツを塗る」作業は楽しいですよね。段取り不足や手抜きのしっぺ返しで、失敗作になってしまうケースも多々あるが、作業環境がもっと良くなれば、そんな段取り不足や手抜き作業も減るはずだ。サンメカならば、エンジンカバーを外してクラッチ板を交換するような作業は、日常茶飯事かもしれない。そんな際に、せっかくクラッチカバーを取り外したのだから、薄汚れたカバーをリペイントして、美しく仕上げてみたいとは、誰もが考えるはずだ。

以前は入手困難だったガンコートペイントも、最近は、国内正規代理店を通じてフツーに購入できる。ペイント強度に優れ、耐ガソリン性、耐溶剤性に優れ、しかも放熱効果を持つ高機能ペイントとしても知られているのがガンコート。完全乾燥させるためには、高温焼き付け乾燥器が必要不可欠だが、このあたりもプロ向けの大きなサイズから、サンメカ向けの小型サイズまで、その普及率は確実に高まっている。

ペイント環境が整いつつある昨今だが、現在でも、今ひとつだと言わざるを得ないのが「吹き付け作業」に関する環境改善=インフラ整備だろう。ペイントショップや工房には、大きな専用ペイントブースがあり、重いフレームでも大きなカウリングでも、最高の環境下で作業進行できる。しかし、我々のようなサンメカは「野吹き」が当たり前だろう。もしも仮に、この「吹き付け環境」を改善できたとすれば、サンメカにとっては、またひとつ大きな楽しみが増えるに違いない。

フレームや外装パーツなどの大物部品を塗りたいというのではなく、例えば、フレーム関係のパーツならばサイドスタンドやメインスタンド、エンジンハンガーなどなどをペイントできるだけでも、愛車の輝きは、より一層引き立つものだ。エンジンパーツに関しても同様だ。分解したついでに脱脂洗浄、足付け、要所のマスキングによって、薄汚れたエンジンの見た目を、化粧直しすることも可能である。ガンコートに限らず、耐熱塗料の缶スプレーを利用することで、想像以上にエンジンは美しく変貌するものだ。

ここで実践したのは、偶然にもホームセンターで見かけた集合住宅用の「レンジフード=換気扇」を利用した小物部品用のペイントブース製作である。プラモデルファンなら、このようなペイントブースの実用性をご理解いただけると思う。ご参考にしていただければ幸いだ。

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