
クラシックでミニマムな空冷シングル、ホンダ「CB223S」。トラッカーであるFTRをベースとしたモデルながら、丸みのあるデザインでオシャレなバリエーションモデルです。シンプルなスタイリングはヤマハ・SR400にも似ていますが、より小さく軽く、セルモーターもついていてとっつきやすいバイクです。

ホンダから2008年に登場したCB223S。ベースとなったトラッカースタイルのFTRと同様、前後18インチの迫力あるホイールサイズながら、小柄でシンプル、取り回しに優れたモデルでした。
ところがそんなCB223Sにも弱点が。それは「収納スペース」がほとんどないこと。純正状態では車体左側にカギ付きのツールボックスが取り付けられているのですが、車載工具以外は望むべくもなし。まあ、スクーターならともかくネイキッドモデルはたいてい収納スペースがない、もしくはシート下にちょっぴり。といったことがほとんどなので、まだCB223Sは収納スペースがあるほうだとも言えますが……それにしても収納スペースはちょっとでも増やしたいところですよね。
そこで今回紹介する「MOTO HACK」では、そんなCB223Sにツールボックスをもうひとつ増設してしまった「ヌートリア2号」さんのカスタムをご紹介。その手順はとても簡単で、なんとヤマハ・セロー225やTW225に採用されているヤマハ純正ツールボックスをリアフェンダー下に取り付けるというもの。メーカーが違うけど大丈夫!? と心配になりますが、調べてみるとCB223Sとセロー225のリアホイールサイズは同じ18インチ。タイヤの種類など違うところはありますが、意外にクリアランスは確保できているようです。
純正スタイルでは左側だけにあったボックスが右側にもつくことで、スタイリングも少しバランスがよくなったような? オリジナルカスタムにつきメーカーの保証はありませんから、貴重品などを入れるのは危険かもしれませんが、貴重な収納力アップの手段として一考の余地は充分にあり! ですね。
CB223S セロー純正工具入れ流用
2022年8月27日 ヌートリア2号さんの整備日記より
作業工程1
2020年11月ETCをCBの純正工具入れに
収納した際に取り付けたパチモン工具入れが
安さ故にくたびれてきたので
耐久性を重視し、セローの純正品に
グレードアップしました。
蓋を止めているゴムも
ひび割れ発生してきた
2000円以下で買ったので
納得の結果、工具を落とさない
うちに買い替えを決意
売り文句が「セロー用」だったので
セローの純正工具入れを
ヤフオクでゲット(約2000円)
作業工程2
すんなり装着
やっぱり蓋の部分がゴム製で
中古品は固くなっていた。
でも、純正は蓋だけ注文できる!
エンデュランス製キャリアの
ステーにボルトで固定
前側はフレームにインシュロックで
止めています。
バッグ取り付けの邪魔のならず
違和感なく取り付け可能で
収納力アップできます。
今回の「MotoHack」では「ヌートリア2号さん」の「セロー純正工具入れ流用」を紹介しました。レポートをありがとうございます!
これからもこのコーナーでは、Webikeユーザーの皆さんの、ちょっと便利なアイデアやグッズをどんどん紹介していきます。次回もお楽しみに!
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