クランクケースカバーやシリンダーヘッドカバーを取り外してペイントすることで、エンジンをキレイに魅せたりオリジナリティを高める演出はできるが、「シリンダー」のペイントとなると、エンジン腰上を分解しない限りうまくペイントできない気が……。ここでは、決して、そんなことはない!?という可能性を追求してみた。コンプリートエンジンのままでも、単品部品はペイントすることができるの!?

ビフォー→アフターが、これ!!

作業前=ビフォー

作業後=アフター

市販のボアアップキットに多いアルミメッキシリンダーは、ペイントレスのアルミ地肌仕様で販売されている例が多い。シリンダーが黒くなるだけで、エンジンが締って見えるようになるのは気のせいか? また、ノーマルエンジンのように見えるのも、羊の皮を被った~的かな?

耐熱の半艶ブラック缶スプレーを利用した



エンジンペイント用に開発された耐熱缶スプレーの半つやブラックを利用した。ペイント後に焼き付け乾燥処理を施せば、ガソリンが垂れたり、パーツクリーナーを吹き付けても、塗膜が簡単に溶けてしまうことがない。

マスキングのための段取りから開始







キャブボディーとエアフィルターのセット、マフラー、エンジンガード付きサブフレームを取り外し、エンジン周辺の障害物をできるだけ取り外してから作業開始。作業性を高めることは重要な段取りだ。シリンダー本体とマスキングする付近の油汚れをパーツクリーナーで洗い流し、さらに脱脂するためにハケを使ってアセトンで拭き、アルミ部品を慣らしてみたが効果はどうなのか?シリンダーのみ露出するようにマスキングテープを貼っていくが、アセトンによる脱脂効果は大きく、しっかり粘着する!!

コロナマスカーで車体コンプリート!!





シリンダー部分のみ露出させるマスキング段取りを行なった。ボルトの頭もしっかりマスキングしてみよう。スプレーの飛び散りを考慮して、シリンダーヘッドやクランクケースにもマスキングを行うが、こんなときに役立つのがコロナマスカーと呼ばれる養生シート付のマスキングテープだ。フロントフェンダー周辺やフレームにもコロナマスカーでマスキングを行なった。

ヒートガンで初期焼き付け実践



すべてのマスキングを終えたら屋外へ移動してシュシューッとペイント。この時は、あいにくの風雨だったので、ガレージ内で作業進行した。屋外作業の場合は天候が良く無風の日を作業日にしよう。慌ててブシューッと吹き付けるのではなく、ハンディヒートガンでシリンダーを全体的にしっかり温めてから吹き付け進行しよう。吹き付け前には、マスキングテープが剥がれかかっていないか?同時に確認しよう。シリンダーをヒートガンで温めることで、僅かな油分を焼き切ることもできる。スプレー開始前には、念のために缶スプレーをしっかり再シェイク!!なかなかいい感じの仕上がりになった。

POINT

  • ポイント1・吹き付けでも刷毛塗り仕上げでもペイント段取りが肝心 
  • ポイント2・耐熱塗料や耐ガソリンの2液ウレタン塗料がおすすめ
  • ポイント3・周辺環境にも気を配ってコロナマスカーで徹底養生しよう

ここでは、エンジン部品をバラさず「車体に搭載したまま」マスキング養生のみで、部分的に部品をペイントする実践を試みよう。塗りたい部品は僅か「シリンダー」のみ。エンジンの調子は良いのに見た目が汚い。だったら丸ごと「塗ってしまえ!!」とは誰もが考えることだろう。中古車仕上げの世界では、日常的に行われている方法でもある。全体的にはスプレー吹きだが、手が届かない部分は薄く希釈した塗料をハケで重ね塗りして、雰囲気を合わせるといったテクニックもある。

ここで実践する車両、ダックスホンダは、様々なカスタマイズを繰り返しつつ、エンジン仕様も何度か変更。その際、市販パーツのままエンジンを組み立てたため、シリンダーがアルミ地肌のままになってしまった。特に不具合なく走っていたが、純正仕様の鋳鉄シリンダーのように「ブラックシリンダーにしたい」と思い、ペイントに挑戦!!

エンジン腰上をバラしてペイントするの?いやいや、よく見ればマスキングだけで何とかなりそうな雰囲気だ。そこで、マスキング仕上げを徹底し、耐熱ペイントの缶スプレーで仕上げることにした。実は、過去に空冷4発シリンダーを似たような方法でペイントした経験があるが、そんな4気筒エンジンと比べれば、間違いなく容易に見える……。
結果的には、想像以上の仕上がりを得ることができた。耐熱缶スプレーは、エンジン熱でも焼き付け乾燥が可能なので、施工後はアイドリングでしばらくエンジン暖機。エンジンを停止して、完全に冷えたら再び暖機。そんな作業を繰り返すことで、耐熱スプレーペイントの硬化状況は、より良くなると覚えておこう。塗った直後に、はみ出してしまった部分に気が付いたら、綿棒や刷毛にシンナーやアセトンを塗布して、拭き取れば良いだろう。こんな「手抜き」ペイントでも、その気になればイイ感じの仕上がりになる!!

コメント一覧
  1. 匿名 より:

    アルミ相手にウォッシュプライマーすら入れてないの?洗車したら全部剥がれそうですね

  2. 匿名 より:

    中古車販売の仕上げに使う手法ですが私は有りと思います。このように安価で見た目を綺麗にしたい方が参考の為いらっしゃると思いますし、
    口では3秒、やるには30時間です。

    ユーザーさん!がんばってやってみて下さい。

  3. 匿名 より:

    ウォッシュプライマー入れなくても洗車して全部剥がれるなんて事は無いでしょ。
    下処理手抜きするから全部剥がれる。

コメントを残す

 
今回紹介した製品はこちら
   
今回紹介したブランドはこちら