文/Webikeバイヤー:あきら

パーツクリーナーやチェーンルブなど、バイクの整備に欠かせないのがケミカルです。

同じパーツクリーナーでも1500円以上の価格差があります。
この価格差で、どれほどの効果を得ることができるのか検証していきます。

Webikeで取り扱っている数多のパーツクリーナーの中から今回は3種類の価格帯の違うケミカルを用意しました。

エントリーリスト

COSMOBEAUTY:コスモビューティーケミカル


パーツクリーナー 840ml TERA(テラ)
Webike掲載価格:¥345(2022年05月現在)
内容量:840ml

KURE:クレ


ブレークリーン パーツクリーナー
Webike掲載価格:¥784(2022年05月現在)
内容量:840ml

WAKOS:ワコーズ


BC-9 ブレーキ&パーツクリーナー9
Webike掲載価格:¥1870(2022年05月現在)
内容量:650ml

使いやすさ

いまや、スプレー缶を逆さした状態で使用できるのは当たり前のパーツクリーナー業界となりました。
そんな中で、パーツクリーナーの使いやすさはスプレーボタン周辺に現れると筆者は考えます。

コストを抑えるためのパーツがかえって使用不可になる悪夢のようなケースも起こりうるのです。

COSMOBEAUTY:コスモビューティーケミカル

KURE:クレ

この先端形状であると先端のパーツが紛失してしまうケースがあり、スプレーが使いづらくなり最悪の場合使用できなくなってしまいます。
細く透明なノズルの紛失となるとさらに捜索難度は跳ね上がります。
ワコーズBC-9はというと……。

WAKOS:ワコーズ



このように一体型となっており、紛失の恐れがなく切り替えができます。

このタイプはペーパーにパーツクリーナーを浸透させて清掃させる際に使いやすいですね。

洗浄力-テープ剥がし編-

検証に使用するステンレストレイのシールを剥がす必要があったので、テープ剥がし、糊の除去に使用してみます。

COSMOBEAUTY:コスモビューティーケミカル


テープにスプレーして浸透するのを待ちます。

シールが破れないよう慎重に……。

綺麗に剥がすことができました。

KURE:クレ


こちらも問題なく剥がすことができました。

WAKOS:ワコーズ


あっ……。



一番最初にシール剥がしの検証を行ったのがBC-9でしたので技術的な問題ともとらえることができます。
糊を残すことなく拭き取ることができたので、洗浄力には問題ありませんでした。

洗浄力-グリス洗浄編-


パーツクリーナーといれば油分の洗浄ですよね!
ステンレストレーに塗り付けたグリスをパーツクリーナーを同じ量噴霧して、どれだけ洗浄できるか見てみたいと思います。

COSMOBEAUTY:コスモビューティーケミカル


柔らかいグリス相手ですが、まだまだ残ってしまいました。

KURE:クレ


コスモよりグリスを落とすことができました。
KUREはスプレーの勢いが強いですね。

WAKOS:ワコーズ


圧倒的洗浄力!
スプレーの勢いは強すぎず、軽いパーツの洗浄で吹き飛ばしてしまうことはありません。

最終結果がこちらとなります。

圧倒的なBC-9の洗浄力ですね。

速乾性


ペーパーウエスに3本噴霧して日向に置いてみます。

最後に噴霧したはずのBC-9が1番に乾きました。

コスモの上部が乾き2番手!直後にKUREも乾いて全缶ゴールしました。

まとめ

洗浄力、速乾性に関してはワコーズのBC-9が流石の貫禄を見せつけました。
KURE製品もワコーズに次ぐ洗浄性能で、大容量な面が魅力的ですね。
コスモ製品は性能面では若干の劣りを見せてしまいましたが、大容量で最安値で人気のパーツクリーナーとなっています。
パーツクリーナーのゴム攻撃性に関しての検証は長期的な検証が必要となりますので、今回は割愛といたします。

今回この記事を読んで気になった方は是非いろいろなパーツクリーナーを使用してみてください!


次回はチェーンクリーナー・ペーパータオル編です!

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コメント一覧
  1. うみ より:

    BC-9は即乾タイプだったと思うから、シール剥がしにはBC-8の中乾タイプが向いていると思うよ。

    一本を使い切る時間、もしくは量も比べてみて欲しいですね。

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