
寒い冬の時期はバイクに乗る機会を減らして修理や改造や整備を行う。
バイクマニアが冬に行う定例行事としてすっかりお馴染みです。
今回はそんな冬の整備の大型企画である『1台丸ごと全部レストア』を実行中の「一休」さんの整備日記を紹介します。
レストアの対象となる車両はホンダのモトコンポ。
1981年秋に発売された40年前の車両です。
4輪車の初代CITYと同時開発され、小さく折りたたむと小さなCITYのトランクに積載できるのが売りの変なバイク(最大級の褒め言葉です)なのですが、さすがにレストアは一筋縄では行きません。
複数回に分散しているレストア日記のうち、今回の日記ではステップ周りのサビ取りを「タンクさび取り剤の残り」という超強力な武器でやっつけています。
この日記を見て少しでも楽しそうだと思った方は素質アリ!
他人の苦労を嘲笑いつつ、己はもっと苦労するドM系レストアの世界に身を投じてみませんか?
モトコンポのレストア 駆動系の状態確認とパーツの手配
フレームと分離したエンジンと駆動系の状態を確認していきます。
チェーンケースのカバーは、キックスターターを蹴る際に靴で擦れてその傷から腐食するのか、前側の塗装がポロポロと剥がれる状態。
オイルもにじんでいます。
このカバーの取り付け面のガスケットは新品が購入できましたので、後日取り外して塗装を剥離し、黒で再塗装します。きっと見違えるようにきれいになるでしょう。。
アルミ製のシリンダーヘッドはかなり粉を吹いており、ワイヤーブラシで磨きましたがなかなか手ごたえがある状態。
今後は電動工具を使ってさらに磨いて、耐熱シルバーでさっと塗装する予定。
かわいいサイズの排気ポートからエンジン内部を覗くと、ピストンが見えました。
表面には傷もなく程度は良好、これはとても良い情報です!
鋳鉄製のシリンダーは本来なら黒塗装ですが、シックなブラウンに錆びてました。
わびさびともののあはれを感じますが、これも後日再塗装します。
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