電装系を元気に復活！ZX-10Rのバッテリー交換にチャレンジしてみました。

まえがき

毎度おなじみ来夢先生です。
購入からまもなく3年が経とうとしている私の愛車。
ほぼ毎日乗っているのに最近ではバッテリーがお疲れ気味・・・。
ここのところの寒さも相まって、セルの音も弱々しく始動性が明らかに悪くなってきました。
最近のインジェクション車では安定した電力供給が非常に重要です。ツーリング先でバッテリーの突然死、そのまま自走不可能・・・なんて事態は避けたいですよね。
もう一般的なバッテリーの寿命を超えたので、この際思い切ってバッテリーを交換します！

今回交換するバッテリーはこちら！

AZ バッテリー:AZリチウムイオンバッテリー

https://www.webike.net/sd/21225279/

• AZ バッテリー
  メンテナンスケミカルなどに広いシェアを持つエーゼットのバッテリーです。お求めやすい価格だけでなくその確かな信頼性と品質はリピーターが続出です。弱ったバッテリーに頭を悩ませる前に、元気なバッテリーを導入してストレスフリーなライディングを。

今回選んだこのAZバッテリー、その正体は、今話題のリチウムイオンバッテリー！
電気自動車やスマートフォンに使用されるバッテリーと同じタイプです。
小型軽量でエネルギー密度が高いハイパフォーマンスなエネルギー源です。
ちなみに、我が愛車のZX-10Rに純正で採用されているのは、GSユアサ製鉛バッテリー。
所々に見られる英語表記が逆輸入車であると主張しているようにも見えます。
持ってみると、ヒジョーに重い。片手で持とうものなら、落っことしてしまいそうになります。
（※ちなみにこのバイクで使用されるバッテリーは2タイプあり、ABS仕様はYTZ10S、ABSなし仕様はYTZ7SとABS仕様より少し小さいバッテリーです。ABS仕様はCBR1000RRなどのリッターSSと同じサイズです。私の愛車はABS仕様。）

びっくり！軽い！

さてさて。このAZバッテリー、特徴はずばり軽さです。
手元に届いたバッテリーのパッケージを持つと、スゴイ軽い！
※どれくらい軽いか身近な物（卵のパック）で検証してみました。
こちらはリチウムイオンバッテリーの検証画像です。


この通り、卵パックに潰れは見られません。
こちらは鉛バッテリーの検証画像です。


こちらは結構潰れてますね。

軟らかい卵パックでこれだけ差がでるので、いかに軽いかお分かり頂けたかと思います。

純正で装着されている鉛バッテリーと比べると、その重量はなんと半分以下！（※装着する車種によります。）
一般的に、バイクのバッテリーはシート下にあることが多く、高い位置にある部品の軽量化は、車体そのものの運動性能に深く直結します。
ZX-10Rもご多分に漏れずシートの真下の比較的高い位置にバッテリーがあります。重量物が一気に軽くなるのでハンドリングにも影響が出ると思われます。

しかも、今回使用するバッテリーは残量チェッカー付きです。

ボタンを押せば今使っているバッテリーの残量が簡単に分かります。
「なんかセルの勢いがなくなったな～」と感じたらすぐに健康診断ができます。

早速取り付けてみた

取り付ける、とはいえバッテリーの交換はとってもカンタン！
バッテリー本体に接続するターミナル（端子）を
「マイナス(黒)から外して、プラス（赤）から付ける」
の順序さえ守れば、誰にだってできます。
それでは、早速ZX-10Rのバッテリーを交換してみます。

タンデムシートを外した下にある4つのボルトを外し、テールカウルを取ります。


シートを止めているボルトを2本とれば・・・


この通り。バッテリーへアクセスできます。

使ってみた

この時期、特に気になるのはやはり寒い環境下の始動性。
我が家がある横浜市の外れは2月の朝は0度近くまで気温が下がります。寒さに弱いとされているリチウムイオンバッテリーですが、
鉛バッテリーとなんら変わらず始動します。交換した翌日の朝はいつも通り始動するか非常に不安でしたが、何事もなく始動して肩透かしをくらいました。
当然のことながら新鮮なバッテリーに交換したのでセルモーターの動きも快調です！

あとがき

バッテリーは使い古された方式の鉛バッテリー！とずっと思っていましたが、今回リチウムイオンバッテリーに交換して考えが少し変わりました。
鉛バッテリーとほとんど値段が変わらないレベルまで値段も下がり手に入れやすくなりました。
押し引きも少し楽になり、寒い時期の始動性も落ちることはなかったので、普段の足にも十分使用できます。
私程度の技量と町乗りでは運動性能の差は分かりませんでしたが、少しでも軽量化したい方や、1秒を争うレースに出場される場合には必須の装備になるでしょう！

寒さで弱ったバッテリーを交換するならリチウムイオンバッテリーを選択肢に入れる事も大いにアリですね！