ヘッドライト上、ライダーから見てメーターの奥には4.5インチ×7段のサブオイルクーラーをマウントし、油温が従来より15℃下げられたという。
オリジナルでマウントパネルを作成し、スタックST200タコメーター/ヨシムラPRO-GRESS2テンプメーター/モトガジェット・モトスコープミニ速度計/モトサインミニ/PLX空燃比計等で構成されるメーター。スクリーンにはサブオイルクーラー用の通気用ホールが開けられる。
ステムは飯田レーシングファクトリー製「オリジナルφ43正立ステムKIT」。7075材製で市販中。カウル/サブオイルクーラーステーはワンオフされている。ロアフォークブラケット前側にオーリンズ・ステアリングダンパーもセット、左右マスターはブレンボCNCレーシング。
外装はアルミインナータンクも含めてカスタムファクトリー刀鍛冶の「GS1000Rタイプボディキット(カーボン)」を使い、ステー類は飯田レーシングファクトリーワンオフ。ミラーはマジカルレーシング・レーサーレプリカミラー・タイプ3ヘッドを使う。
フレームの補強はネック下に逆V字状ガセットを追加、メインフレーム後半下側にハーフパイプ追加(左右)の計3カ所。シートレール部は新造していて、シートやフェンダーレス等は飯田レーシングファクトリーオリジナル。これら作業の進行や内容は更新頻度の高い同店ブログに随時上げられた。
外観は刀鍛冶外装キットの選択でも分かるようにヨシムラGS1000R(1980年の鈴鹿8耐優勝車)イメージでまとめる。ウインカーは超小型LEDのキジマNANOでリヤは写真のようにナンバーホルダー左右にセット。フロントは下側カウルステー両側にセットしている。
エンジンは飯田さんのGS1200SS・1号機同様にφ81mmピストンによる1216cc仕様で、この2号機ではワイセコピストンを使う。カムもヨシムラST-2、ロッカーアームはGSX-R750RKの軽量タイプをセット、バルブリテーナーはチタン。TSSスリッパークラッチも組まれ、外観はセラミックコート仕上げ。ヘッドカバーボルトにはm-tech&βチタニウム チタンヘッドカバーボルトセットを使った。
吸排気はサイドリンクのTMR-MJNφ40mmキャブレター+ワンオフのチタン輪切りマフラーという組み合わせだ。写真の真ん中上あたり、フレームの下側にハーフパイプ補強が加わっているのが分かる。
キジマNANO・超小型LEDウインカーは、フロント用はカウルステーの前(写真ではヘッドライトの後ろ下、カウルサイド固定ボルトの前)に固定される。
フロントフォークはオーリンズFF521で、フロントブレーキはブレンボGP4-MSの新型フィン付きキャリパーにサンスター・ワークスエキスパンドディスクφ320をセットした。
リヤブレーキはブレンボGP2-SSキャリパー+サンスター・プレミアムレーシングディスクφ250。前後ホイールはO・Zレーシングのアルミ鍛造、GASS RS-Aの3.50-17/6.00-17サイズとする。
リヤサスはGS1200SS純正スイングアーム下側にスタビ追加、エンドピースに飯田レーシングファクトリーの新作スタンドフック&ベースセット(GS1200SS/INAZUMA1200/750/400用、4万9500円)を組んだものにオーリンズ・グランドツインをセットする。ドライブチェーンはEK ThreeDだ。