YZF-R9に最速試乗！WSSPチャンピオン「トリプルの音にやる気を起こさせる何かがある」日本発売は2025年春以降【画像ギャラリー】

ヘレスサーキットで世界初公開されたYZF-R9。ヤマハの次世代SSのフラッグシップだ。

会場では2025年WSSPへの参戦発表に加え、R9が走行するシーンが世界で初めて公となった。

試乗を行ったのは、ジェームス・ウィサム選手（右）、ステファノ・マンツィ選手（左）。それぞれYZF-R6でWSSPを戦ったチャンピオンだ。

パレードランに近い試乗だったが、その走行性能の片鱗をライダーは語ってくれた。

ハイパワーなCP3エンジンと高い空力性能のボディを併せ持ちつつ、足回りはYZF-R1と同等装備だ。

トラックデイとは走行会のこと。レースでなくても、サーキットファンが満足できる性能に期待がかかる。

既にディテールやスペックは発表されているYZF-R9。日本発売は来春の予定だ。

エンジンやマフラーはMT-09ベースのCP3エンジンを最適化。最高出力は119PSを発揮する。

シリーズで初めて大型のウィングレットを装着。フロントのリフトを軽減し高速度域での安定感に寄与する。

フロントフォークは新設計のKYB製を採用、ブレーキにはブレンボStylemaを装備。ディスクは大径化されている。

トップブリッジは肉抜きされレーシー。TFT液晶メーターにはトラック専用モードも備えている。

2024年JSB1000チャンピオンとなった岡本選手は、2025年はWSSPにYZF-R9で挑戦。性能の真価をサーキットで証明できるだろうか！？

WSSP仕様YZF-R9は、専用のアッパーカウルやアクラポビッチ製サイセンサーを備えるサーキット専用仕様だ。