【試乗】スポーツ性と扱いやすさの好バランス！YZF-R25は250スポーツのスタンダードモデルだ【画像ギャラリー】

YZR-M1の特徴になっているM字型センターダクトを踏襲。ダクトは走行風をラジエターに送り込み、冷却性を向上している。画像のディープパープリッシュブルーメタリックCとブラックメタリック12、ダークブルーイッシュパープルメタリック3の全3色をラインナップ。

ヘッドランプはLED二眼。ウインカーもLEDでコンパクト化している。ハザードも装備する。

テール／ストップランプもLEDで、Rシリーズ共通のバーチカルレイアウト。被視認性も良好。

バーグラフタイプのタコメーター、シフトポジション、速度、水温、燃料、時計、オド／トリップを表示するフル液晶メーター。メーター横にはシフトタイミングインジケーターも装備する。

ハンドルクラウンはアルミ鋳造製。YZR-M1をイメージした肉抜き加工が施され、高剛性と軽量化を両立。軽快なハンドリングに貢献している。セパレートハンドルはハンドルクラウン下にマウント。

前後方向に余裕があり、ライディングポジションの自由度が高いシート。ツーリング時の疲労軽減も考慮された形状となっている。

タンクトップを20mm下げながら、左右最大幅を31.4mm広げることで、従来同様の14Lの燃料タンク容量を確保している。

ライダーは身長172cm、シート高は780mm。シート高が抑えられているので足着き性はかなり良好。前傾もそれほどキツくなく、上半身を伏せた姿勢もリラックス姿勢も無理なくとれる。

シート前方がスリムになっていて足を着きやすく、両足の足裏をベッタリと着くことができる。ハンドル幅も狭すぎず、ポジションに窮屈さがないので、ツーリングでの快適性も高い。

ライダーの身長は156cmで、カカトが少し浮いた状態となる。「前傾も緩めで、シート高も低く、足着き性に不安はないです。ハンドル位置が遠すぎず、楽なポジションが決まります」。

両足を着こうとすると、両足つま先立ちとなる。「シート前方がスリムで、足を着きやすいですね。車体がフラつく感じがないので、つま先立ちでもバランスを崩す不安は少ないです」。

操作に対する車体の反応を予測しやすく、乗りこなす楽しさを存分に味わえる。

カウルは走行風を後方に逃がして空気抵抗を低減しつつ、効果的にエンジンを冷却する。サイドカウル後方のウイングはダウンフォースに寄与する。

フロントブレーキは2ポットキャリパーとフローティングディスクの組み合わせ。

リヤブレーキはシングルポット。個人的にはリヤABSの介入が早めに感じられた。

減衰力とバネレートに専用セッティングを施し、高剛性と快適性を両立させた倒立フロントフォーク。アンダーブラケットは高剛性のスチール鍛造製を採用。

リヤは初期の衝撃吸収性とフルストローク時の最適な減衰特性を両立したモノクロスサスペンション。