トライアンフモーターサイクルズは、グローバルカスタムコンテスト「Triumph Originals 2026」の優勝者を発表した。世界7カ国の代表が競い合った結果、スペインの「Tamarit Motorcycles」が製作したスクランブラー400XCが頂点に輝いた。同チームは一般投票の33%を獲得し、国際審査員によるスコアとの合計でも最高点を得た。

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タイムカプセルをテーマにしたスクランブラーの祭典

トライアンフモーターサイクルズが開催した「Triumph Originals 2026」は、世界中のカスタムビルダーが腕を競うグローバルコンテストだ。カナダ、中国、フランス、イタリア、スペイン、イギリス、アメリカの7カ国から代表チームが参加し、「タイムカプセル」をテーマにスクランブラーをベースとしたワンオフモデルを製作した。2026年9月には7カ国の代表が競演する同コンテストの投票受付が開始されていた。

コンテストの勝敗は、世界中のモーターサイクルファンによる一般投票と、モーターサイクルデザインやジャーナリズムの第一線で活躍する国際審査員団のスコアを組み合わせて決定された。審査員には、トライアンフのチーフプロダクトオフィサーであるスティーブ・サージェント氏をはじめ、スティーブ・マックイーンの孫であるチェイス・マックイーン氏、日本の「Fonk Motorcycles」共同創設者であるSatoshi氏などが名を連ねている。

審査の基準は、オリジナリティ、技術的な完成度、そしてタイムカプセルというテーマの解釈の3点に置かれた。各チームは、1960年代のデザートスレッドから現代のモデルに至るまで、60年以上にわたるスクランブラーの豊かな歴史の中から特定の時代を選び、そのスタイルと姿勢を表現することが求められた。ベース車両にはスクランブラー400XCのほか、スクランブラー900やスクランブラー1200XEなどが選ばれている。

スペインのTamarit Motorcyclesが栄冠を獲得

見事優勝を飾ったのは、スペインのアリカンテを拠点とする「Tamarit Motorcycles(タマリット・モーターサイクルズ)」だ。キケ・ベルナ氏が率いる同チームは、「スクランブラー400XC」をベースにしたカスタム車両「Miura(ミウラ)」を製作し、一般投票の33%を獲得するとともに審査員との合計スコアでも最高評価を得た。

Tamarit Motorcycles(タマリット・モーターサイクルズ)が製作したスクランブラー400XCベースのカスタム車「Miura(ミウラ)」

 

審査委員長を務めたスティーブ・サージェント氏は、同チームの作品について、タイムカプセルの精神を極めて独創的に捉えつつ、デザインとエンジニアリングの双方で非常に高い水準を実現していると評価している。また、審査員のチェイス・マックイーン氏も、白い車体と赤いゼッケン、スペインらしいディテールが調和し、往年のデザートレーサーの雰囲気を漂わせている点を称賛した。日本のSatoshi氏も、初期のコンセプト段階から最終的な実行に至るまで、デザインと機能性を高いレベルで両立させていると語っている。

タマリット・モーターサイクルズは2010年に設立され、これまでに210台以上のワンオフバイクを世界中に送り出してきた実績を持つ。チームリーダーのキケ・ベルナ氏は、エレガンスと独自性に焦点を当て、時が止まったかのようなヘリテージバイクの製作を目指したと説明する。同コンテストを通じて、世界中のカスタムモーターサイクルコミュニティの創造性と技術力が改めて示された格好だ。


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