バイク未来総研は、2026年6月から8月を対象とした第58回「リセール・プライス」ランキングを発表した。総合首位はホンダのX-ADVが7期連続で獲得し、2位にはヤマハのYZF-R9が初登場でランクインしている。
目次
総合ランキングはX-ADVが首位をキープ
バイク王&カンパニーが運営するバイク未来総研は、2026年6月から8月を対象とした第58回「リセール・プライス」ランキングを発表した。この指標は、年間約10万台の中古バイクを取り扱う同社の取引データを基に、業者間オークションで売却した際の落札金額の平均値と新車販売価格からポイント化したものである。2026年9月末現在に新車で購入可能なバイクを対象としており、ポイント数が高いほど売却時に高値が付くことを示している。
総合ランキングでは、ホンダのX-ADVが171.7Ptを獲得し、7期連続の首位となった。前回から32.2Pt上昇しており、高い市場評価を維持している。同社によると、X-ADVは2025年に欧州で1万6100台以上を販売し、オン/オフロードモデルで販売台数トップとなるなど、海外市場でも継続的な人気を誇っているという。
2位にはヤマハのYZF-R9が122.7Ptで初トップ10入りを果たした。YZF-R9は、MT-09にも採用される888ccの直列3気筒エンジンをベースに専用開発されたモデルである。専用アルミフレームは9.7kgを実現し、フロントのウイングレットは旋回時の接地感を高める目的で設計されている。なお、9月には2027年新型モデルの発売が発表されている。
3位以降には、ホンダのCRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES DCT(104.1Pt)、NC750X DCT(97.5Pt)、Gold Wing Tour(92.8Pt)が続いた。アドベンチャーやツアラー系モデルが上位を占める一方で、スーパースポーツのYZF-R9が2位に入ったことが今回の特徴となっている。
第58回リセール・プライス 総合TOP10
| 順位 | 前回順位(変動) | メーカー・車種 | リセール・プライス | 前回比 |
| 1 | 1(→) | ホンダ・X-ADV | 171.7 Pt | +32.2 Pt |
| 2 | 対象外 | ヤマハ・YZF-R9 | 122.7 Pt | ― |
| 3 | 2(↓1) | ホンダ・CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES DCT | 104.1 Pt | +3.5 Pt |
| 4 | 3(↓1) | ホンダ・NC750X DCT | 97.5 Pt | -2.5 Pt |
| 5 | 9(↑4) | ホンダ・Gold Wing Tour | 92.8 Pt | +6.2 Pt |
| 6 | 5(↓1) | ヤマハ・MT-09 SP ABS | 92.7 Pt | -1.9 Pt |
| 7 | 25(↑18) | ホンダ・NC750X | 91.9 Pt | +13.4 Pt |
| 8 | 6(↓2) | ホンダ・ADV160 | 90.4 Pt | -3.4 Pt |
| 9 | 7(↓2) | ホンダ・CBR1000RR-R SP | 88.2 Pt | -1.2 Pt |
| 10 | 8(↓2) | ホンダ・CRF250L | 87.4 Pt | +0.6 Pt |
今回からメーカー別のランキングも公開
第58回からは、総合ランキングに加えて国内主要4メーカー別のトップ5も公開された。ホンダはTOP5の5車種すべてが総合TOP10にも入り、クロスオーバーやアドベンチャーモデルの強さが目立つ結果となった。ヤマハはYZF-R9を筆頭に、MT-09 SP ABS(92.7Pt)やTRACER9 GT(83.4Pt)など、スポーツネイキッドを中心としたモデルが上位に並んでいる。
ホンダ TOP5
| 順位 | メーカー・車種 | リセール・プライス |
| 1 | ホンダ・X-ADV | 171.7 Pt |
| 2 | ホンダ・CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES DCT | 104.1 Pt |
| 3 | ホンダ・NC750X DCT | 97.5 Pt |
| 4 | ホンダ・Gold Wing Tour | 92.8 Pt |
| 5 | ホンダ・NC750X | 91.9 Pt |
ヤマハ TOP5
| 順位 | メーカー・車種 | リセール・プライス |
| 1 | ヤマハ・YZF-R9 | 122.7 Pt |
| 2 | ヤマハ・MT-09 SP ABS | 92.7 Pt |
| 3 | ヤマハ・TRACER9 GT | 83.4 Pt |
| 4 | ヤマハ・MT-07 ABS | 82.4 Pt |
| 5 | ヤマハ・MT-09 Y-AMT | 78.8 Pt |
スズキはVストローム800DE(74.8Pt)とVストローム800(73.3Pt)が1位と2位を占め、Hayabusa(71.7Pt)やDR-Z4SM(70.8Pt)が続いた。1位から5位のGSX-S1000GX(70.2Pt)までの差が4.6Ptと小さく、アドベンチャーやモタードなど異なるカテゴリーが上位に入っている。
スズキ TOP5
| 順位 | メーカー・車種 | リセール・プライス |
| 1 | スズキ・Vストローム800DE | 74.8 Pt |
| 2 | スズキ・Vストローム800 | 73.3 Pt |
| 3 | スズキ・Hayabusa | 71.7 Pt |
| 4 | スズキ・DR-Z4SM | 70.8 Pt |
| 5 | スズキ・GSX-S1000GX | 70.2 Pt |
カワサキはZ900RS SE(78.7Pt)が首位となり、2位にELIMINATOR(77.8Pt)、3位にNinja ZX-25R SE(77.2Pt)がランクインした。1位から5位までの差は2.8Ptと国内4メーカーの中で最も小さく、レトロスポーツやクルーザー、スーパースポーツなどカテゴリーに偏りの少ない構成となっている。
カワサキ TOP5
| 順位 | メーカー・車種 | リセール・プライス |
| 1 | カワサキ・Z900RS SE | 78.7 Pt |
| 2 | カワサキ・ELIMINATOR | 77.8 Pt |
| 3 | カワサキ・Ninja ZX-25R SE | 77.2 Pt |
| 4 | カワサキ・ZX-6R | 76.7 Pt |
| 5 | カワサキ・ELIMINATOR SE | 75.9 Pt |
バイク未来総研所長の宮城光氏は、スーパースポーツやアドベンチャー、スクーターなど異なるカテゴリーがバランス良く並んだことに触れ、それぞれのカテゴリーで商品としての魅力や市場での需要が評価される時代になってきたと説明する。また、バイクを所有する価値だけでなく、手放すときの価値まで含めて選ぶユーザーが増えているとしている。
バイク未来総研:https://www.8190.jp/bikelifelab/bikefuture/resale-ranking/
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