公益社団法人SSP(Side Stand Project)は、2026年5月25日(月)に茨城県・筑波サーキットにある公益財団法人JKAオートレース選手養成所にて 「SSP パラモトライダー走行会」を開催し、9名のパラモトライダーがこれに参加し、体験走行が無事に終了したと発表した。
失明しても、義足でもバイクに乗りたい! SSP パラモトライダー走行会
公益社団法人SSPは、2026年度としては2回目となるパラモトライダー体験走行会をオートレース選手の養成所で開催。今回で4回目となる体験走行会は、当初2月9日に予定されていたが、降雪のため中止となり、日を改めたこの日の開催されたものだ。SSPは失明や歩行困難など、様々な事情でライディングができなくなったライダーのために、特別に用意されたマシンを用いて、再びライディングを体験することを目的として、同イベントを以前から催している。
これまでの体験走行会と同様に、今回も施設内の整備工場棟、駐車場、そして一周500mの競走路を使ってのパラモトライダー体験走行会となり、天候にも恵まれ、初夏のような厳しい日差しの下での開催となったが、時折吹く風が春らしいさわやかなもので"バイク日和"といえる一日。
今回は通常の2倍の9名のパラモトライダーが参加し、そのうち5名はSSPが開催しているツーリング企画「やるぜ! 箱根ターンパイク」での走行経験もあるベテラン・パラモトライダーで、今年の10月の箱根ツーリングに向けて、外周路を使用したコースで大型バイクの練習をする機会となった。
脊椎損傷の伊東さんは、6年前にこの養成所で初めて開催したパラモトライダー体験走行会にも参加している古参メンバーで、今回は体験走行ののち、大型バイクでの練習も行い「今回は大型車両での走行もできて充実した一日になりました」とコメントしている。
2023年12月のここ筑波での体験走行以来という視覚障がいの金子さん。見えていないというハンデを感じさせないしっかりした走行を披露し「2年半のイメージトレーニングの成果です」と予想よりも上達していたことに十分満足している様子だった。
今回オーバルコースでの大型バイクの体験走行をしたのは5名のパラモトライダー。右足が義足の丸野さんは1年ぶりの大型バイクでの走行だったが「2月は雪で流れちゃったので、今回乗れてほんとよかったです」と、箱根に向けて徐々に準備を整えている様子だった。
抗がん剤の影響で両手の握力は10kg ほど、足首はつま先から先が動かすことができないという石田さん。バイクには乗ったことがなかったのだが「いろいろと教えてもらって、多くのスタッフの方に支えてもらって、楽しく時間を過ごすことができました」とコメントしている。
内田さんは網膜色素変性症を患い、50歳を過ぎたところから視界が狭くなり、現在では明暗くらいしかわからない症状。40年前にはバイクに乗っていたということで「諦めていたことにもう一度挑戦するという気持ちを持ついい機会になりました」とコメントしている。
今回は小型バイクの体験走行と、大型バイクの周回路走行を同時に行うこととなったが、多くのボランティアの協力もあり、無事に9名のライダーの走行を行なうことができた。
開催概要
開催日時
2026年5月25日(月曜日)
開催場所
公益財団法人 JKAオートレース選手養成所(茨城県下妻市村岡乙159 筑波サーキット内)
天候
晴れ時々曇り
参加者
パラモトライダー:9名
SSPスタッフ:約55名と犬3頭
開催の様子
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