サスペンションに手を入れることで、“バイクに乗る楽しさ”が深まることを伝えてきたサスペンションのプロショップ「テクニクス」。これまではオフロードレーサーやミドルクラス、大型スポーツモデル向けのサービスの製品がメインとなっていたが、昨年に原二クラスで人気のCT125ハンターカブ用「TGRフォークスプリング」&「TGRパフォーマンスショックTEC-1.1」を発売した。
そして今年、CC110(以下、クロスカブ110)用「TGRフォークスプリング」と「TGRパフォーマンスショックTEC-1.1」を追加ラインナップした。さらにフルアジャスタブル「TGRフロントフォークキット(仮称)」と「TGRパフォーマンスショックTEC-7.1」も新たに開発着手している。その最新情報として、製品の詳細と特徴を開発に携わるスタッフインタビューを交えてご紹介します。
取材:小川 浩康/撮影:コイズミ ユウコ
掲載日:2026/05/28
テクニクス代表インタビュー:井上さん
「バイクの楽しさをもっと伝えていくために、原二や軽二輪向け製品も充実させていきます」
「テクニクス」のサスペンションやサービスは、スポーツバイク向けという印象があったので、昨年のハンターカブ用サスペンションの発売は新鮮に感じました。
井上さん:原二クラスのカスタムサスペンションは、安価だけど性能の向上感がない、もしくは「ナイトロン」のような高性能だけど高価という、二極化になりつつありました。でも「サスペンションは手を入れれば、走りが良くなる」と、いうことを知っている方が増えています。そうした方たちに向けて、“しっかりした性能を持ちながら、お求めやすい価格設定”になっているミドルレンジ製品を提案したいと思っていたのです。
ハンターカブはユーザー数が多く、カスタムやツーリングを楽しむ方も多いので、“性能と価格のバランスが取れたサスペンションを開発すれば響くのでは?”と思い開発しました。ありがたいことに昨年の発売以来、セールスは好調です。
ここに至るまでの経緯をお聞かせください。
井上さん:2001年に「テクニクス」を創業した当時は、自分がオフロード好きということもありましたが、オフロードレーサーのサスペンションメンテナンスがメインでした。当時はサスペンションをチューニングするという文化がなく、性能アップをしたいなら、社外品にアッセンブリー(アッシー)交換するという感じでした。ですが、サスペンションに手を入れることで、走りがさらに楽しくなることは分かっていたので、一式交換するだけでなく新たな選択肢を出したいと思うようになり、ノーマルをベースにカスタムするようになっていきました。
その頃はオフロードレーサーのサスペンションのほうが、ナンバー付きのトレールモデルよりもいじりやすかったんです。オフロードレーサーは、調整機能が付いていて構造も凝っている分、手を入れられる部分も多いのですが、トレールモデルはコストの制約もあって構造がシンプルで、スプリングとオイルを交換するくらいしか手を出せなかったんです。
情報提供元 [ Webike MotoGuide ]
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