オートバイ専門の旅行会社であるMOTO TOURS JAPAN(モトツアーズジャパン)は、訪日インバウンド市場拡大に向けた基本合意をJTBと締結した。オートバイを移動手段以上の「体験型メディア」と位置づけ、モトツーリズムを通じて地域に眠る観光資源を発掘する。海外の富裕層をターゲットに「本物の日本」を体験できる高付加価値な旅を提供する計画である。

モトツーリズムが切り拓く日本の観光新時代

日本の訪日インバウンド観光客数は急速に回復しているものの、宿泊は東京、大阪、京都といった都市部に集中する現状が続いている。地域交通網の課題も大きく、魅力的な観光資源が十分に活用されていないことが指摘されてきた。

この状況を打開するため、JTBは新たな事業戦略「訪日インバウンドVISION2030」を発表し、共創パートナーとのサービス開発に取り組んでいる。提携するMOTO TOURS JAPANはオートバイ専門の旅行会社で、その高い自由度と広域移動性を最大限に活用し、地域の奥深い魅力を巡る高付加価値な周遊体験の提供を目指している。

両社は、オートバイを単なる移動手段としてではなく、「記憶に残る実感価値を創出する体験型メディア」として再定義し、地方分散型観光の推進に貢献するとともに、新たな観光価値の創造を図る方針である。

MOTO TOURS JAPAN 取締役 松崎 城氏(左)/JTB訪日インバウンド共創部長 寺本 巧氏(右)

オートバイを軸に多角的連携。新たな日本旅の選択肢に

MOTO TOURS JAPANとJTBの基本合意は、モトツーリズムを通じた訪日インバウンド市場の拡大と新たな体験価値の創出に焦点を当てている。欧米豪ASEANの富裕層を主なターゲットとし、オートバイでしか到達できない「本物の日本(Authentic Japan)」をストーリー化した商品開発と情報発信を進める。

また、レンタルバイクを軸に宿泊や目的地の予約をシームレスに連携させるビジネスモデルを構築し、旅の自由度を高める。特定の地域への集中を避け、オーバーツーリズムの解消と消費の分散も目指す。

さらに、オートバイが持つ「人と地域をつなぎ、人生を豊かにする」力を観光の中核に据え、地域課題の解決や日本の二輪産業のブランド価値向上にも貢献する方針である。

両社は、高付加価値な体験創出の実現可能性を検証するフィジビリティスタディを実施し、モトツーリズムを日本における新たな観光の選択肢として確立し、観光とモビリティ、地域、産業が連携した持続可能なモデルの構築を追求する。

モトツアーズジャパン:https://www.mototoursjapan.com/

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コメント一覧
  1. バイク歴40年 より:

    これはやめてほしい、いまごろインバウンドなんか遅すぎるし世間がどれだけ迷惑を被ってるか見てないのかね
    駐輪場すらまともに整備されてないのに、全国でバイク進入禁止になるだけ
    日本のバイク文化を破壊する行為にしかならない。

  2. 匿名 より:

    いくら富裕層がお客さんといいましても、某F◯レーサーが日本に来る度に公道で無謀運転をしているじゃないですか?
    富裕層だから日本基準の運転をしてくれるとはかぎらないのですよ…

    これ以上拍車はかけてほしくないです。

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