2026年からF1に再参戦するホンダは1月20日、新たにパートナーを組むアストンマーティンとともに「2026 Honda × Aston Martin Aramco F1 Team ニューパートナーシップ始動発表会」を開催し、2026年に使用する新パワーユニット(PU)や、新たな4輪エンブレムを纏った車体を公開した。
革新のためにエンブレムから刷新
2026年シーズンより、車体とパワーユニット(PU)のレギュレーションが大きく変更される4輪のF1。この変革の年に、ホンダはアストンマーティンとのタッグでF1に復帰し、新たにワークス体制での参戦をスタートさせる。
それに先立って開催された1月20日の発表会では、ホンダの三部敏宏社長を筆頭とするF1チーム関係者3名によるスピーチが行われたほか、刷新されたデザインの「Hマーク」を掲げた2026年仕様のF1マシン、さらに新PUが公開された。
1月13日に発表された、4輪事業のシンボルとなる新たなHマークは、元々は「Honda 0(ゼロ)シリーズ」をはじめとする電動車のためにデザインされたもの。ホンダのHマークは1963年に初採用され、デザイン変更を経ながらホンダ4輪の象徴として使用されてきたが、新マークの両手を広げたようなデザインは「モビリティの可能性を拡張し、ユーザーに向き合う姿勢を示している」という。
この新Hマークは次世代EVや、2027年以降に投入する次世代ハイブリッド車など主力モデルに適用していくほか、販売店やコミュニケーション展開、モータースポーツなど4輪事業全体のシンボルとして適用される。その第一弾がF1というのはいかにもホンダらしいところだ。
HRC製PUは規則に合わせモーター出力を増強
また、「RA626H」を名乗る新PUは、2輪ファンにも馴染み深いHRC(株式会社ホンダ・レーシング)が開発したもの。1.6LのV6ターボ・ハイブリッドという構成は2025年までと同様ながら、2026年の新レギュレーションに合わせてエンジンと電気モーターの出力比率を8:2→5:5へ変更するなど、モーターの重要性が従来以上に高まっている。
新レギュレーションではカーボンニュートラル燃料(CNF)の使用も義務付けており、電動化の推進に加え、F1はさらに持続可能性を意識したモータースポーツとなる。ちなみにこのCNFはPUごとに開発が可能で、ホンダはサウジアラビアの国営石油企業・アラムコと契約するなど、チームごとの競争領域にもなっている。
電動技術と脱炭素に挑みつつも、新導入のコストキャップ制度(FIAが定めるPU供給に関する年間支出上限制度。チームの年間支出上限についても同様の制度がある)により、新時代のF1は限られた資源で最大の成果を求められる。これをホンダは「挑戦と先進性」の象徴と位置づけ、タッグを組む「Aston Martin Aramco Formula One Team」とともに、世界の頂点を目指して挑戦を続けるという。
HRC仕様の「シビック・タイプR」が市場投入される!?
三部社長はF1参戦の意義や狙いを語ったほかにも「HRCがモータースポーツ活動で培った技術や知見を生かした、走りを磨いたHRC仕様のモデルを市場に投入する」と言及。モータースポーツを通じて4輪事業に貢献すべく、先のオートサロンで発表された「シビック タイプR HRCコンセプト」をベースにしたモデルを市場に投入し、ホンダの挑戦の情熱を体感できる機会を提供していくと発表した。HRCの名を冠した4輪車は…ライダーの血も騒がせる?!
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