Hondaは、熊本県菊池郡大津町にある熊本製作所が操業開始から50周年を迎えたと発表した。1976年に二輪車の完成車輸出拠点として操業を開始して以来、同製作所は時代の変化に合わせて役割を広げ、現在では二輪車からパワープロダクツ、船外機まで幅広い製品を生産する拠点となっている。50周年を記念し、2026年1月5日には記念式典が開催された。
アジア向け輸出拠点から、世界を支える生産拠点へ進化
熊本製作所は1976年1月、アジア市場向けの二輪コミューター完成車の生産・輸出拠点として操業を開始した。その後、日本国内向けの二輪車生産も担うようになり、事業領域を拡大していく。1980年代以降はパワープロダクツ製品や軽自動車用エンジンの生産も加わり、その時代ごとのニーズに応じたものづくりを続けてきた。
2000年代に入ると、大型二輪車の国内生産を浜松製作所から移管するなど、ホンダの二輪事業における重要拠点としての位置づけを強めた。現在は電動モデルを含むコミューターから大型二輪車まで幅広い車種に加え、発電機や耕うん機、除雪機といったパワープロダクツ製品を生産し、83の国と地域に供給している。
グローバルマザー工場として海外生産を支援
ホンダは「需要のあるところで生産する」という考え方のもと、二輪コミューターやパワープロダクツ製品の生産機能を世界各地へ展開してきた。その中で熊本製作所は、海外拠点を支えるグローバルマザー工場としての役割を担っている。
熊本製作所は、生産技術の確立や新型モデル立ち上げのノウハウを蓄積し、それを海外の生産拠点へ展開。現在は31の国と地域にある生産拠点を技術面で支援しており、現地生産の品質向上や安定供給に貢献している。また、技術者育成にも力を入れ、グローバルで通用する人材づくりを進めている点も特徴だ。
50周年記念式典では、熊本製作所所長の島添正規氏がコメントを発表した。これまで支えてきた顧客や取引先、販売店、従業員とその家族への感謝を述べるとともに、今後については電動化製品を含む質の高い二輪車やパワープロダクツ製品を通じて、「生活の可能性が拡がる喜び」を提供していく姿勢を示している。
熊本製作所は1975年の完成から半世紀を経て、二輪車37機種、パワープロダクツ24機種、船外機25機種を生産する体制を築いてきた。今後もグローバルマザー工場として生産技術の進化を続け、世界各地のニーズに応える役割を担っていく。
50年という節目を迎えた熊本製作所は、ホンダの二輪事業とパワープロダクツ事業を支える重要な基盤として、次の時代に向けた歩みを続けていく。
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