元WGPチャンピオンの青木治親氏が代表理事を務める公益社団法人SSP(サイドスタンドプロジェクト)が、令和7年度の「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」において内閣府特命担当大臣優良賞を受賞した。本表彰はバリアフリー・ユニバーサルデザインの理念に基づき、誰もが暮らしやすい社会の実現に向けて顕著な功績を挙げた個人・団体を表彰するもので、長年に渡るSSPの活動が国から高く評価されたことになる。

オートバイで「誰もが楽しめる社会」を作る取り組みが評価

SSPは設立以来、障がい者や高齢者など、オートバイに触れる機会が少なかった、あるいは諦めざるを得なかった人々に対し、オートバイを楽しむ機会を提供し続けてきた。この「障がいの有無や年齢に関わらず、オートバイを楽しめる社会づくり」への継続的な貢献が高く評価されたことが今回の受賞につながっている。

同団体は補助輪付き車両の導入や専門スタッフ・ボランティアによる手厚いサポート、視覚、聴覚への配慮を含む情報提供など「できない理由を作らない」現場作りを大切にし、参加者に笑顔と自信、そして新たな一歩を踏み出すきっかけを提供してきた

今回の受賞に際しSSPは「これはSSP単独の成果ではなく、ボランティア、協力企業・団体、自治体、そして個人サポーターの皆さまと共に積み重ねてきた挑戦の成果」であるとしており、今後については、オートバイを単なる「危険なもの」や「個人の趣味」に留めるのではなく、「希望」や「社会の力」へと変えていく活動を継続し、誰もが自分らしく楽しめる社会の実現を目指すと表明している。

障がいを負っても「風を感じたい」「バイクに乗りたい」という想いに応え続けてきたSSPの活動が、国レベルで表彰されたことはバイク業界にとっても非常に明るいニュース。誰もがバイクを楽しめる未来へ向けたSSPの挑戦に改めて注目が集まる。

12/24に首相官邸にて開催された「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰式」には高市早苗首相(中央)も参加。ちなみに「内閣府特命担当大臣表彰優良賞」はSSPの他に4団体、計5団体が受賞している。

授賞式では高市首相が青木さん達(左)に声をかけるシーンも。

代表理事 青木治親氏コメント

この受賞は、参加者、ボランティア、企業、自治体、そして“一緒にやろう”と言ってくれたすべての仲間と掴んだものです。オートバイには、人の人生を動かす力がある。その可能性を、これからも信じ続け、挑戦を止めません。

表彰式には「青木三兄弟」が揃い踏み。左から、SSP代表理事で三男の青木治親さん、次男で元WGPライダーの青木拓磨さん、長男でやはり元WGPライダーの青木宣篤さん。拓磨さんはSSPの専属パラモトライダーを、宣篤さんも専属テクニカルアドバイザーを務めている。

 

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