いわゆるゴールド免許証の取得者、無事故・無違反の優良運転者だけの特典が「SDカード」。無事故・無違反の人しか入手できないため、あまり知られていませんが、実は、持っているとツーリングなどがお得になります。なにせ、ガソリンスタンドや道の駅、ホテルなど、さまざまな場所で割引などの優遇を受けられるんですから。では、実際にどんなもので、どうやったら入手できるのでしょうか?
目次
ゴールド免許証の取得が必須
そもそも運転免許証には、グリーンにブルー、ゴールドといった3種類の帯の色がありますが、なかでもSDカードは、「優良運転者」が所有するゴールド免許証だけの特典となります。
では、ゴールド免許証にはどんな特徴があり、取得にはどんな条件があるのかというと、主に以下の通りとなります。
【ゴールド免許証の特徴・条件】
・免許の区分:優良運転者
・有効期間:5年
・免許を受けてからの継続した期間:5年以上
・違反や事故の有無:無事故・無違反
・更新時講習は優良運転者講習(30分)
このように、継続して免許を受けている期間が5年以上、かつ違反やケガのある事故を起こしていない人が対象となります。有効期間は通常5年で、更新時講習は30分と短時間の優良運転者講習でOKなど、ほかの免許区分と比べ、メリットも多いといえます。
SDカードってどんなもの?
そして、そんなゴールド免許証の取得者が手に入れられるのが、SDカードです。SDは「Safe Driver」の略で、警察庁が所管する「自動車安全運転センター」が発行します。入手する主な手順は以下の通りです。
自動車安全運転センターへ「無事故・無違反証明書」または「運転記録証明書」を申し込む
↓
証明日以前に1年以上事故・違反などの記録がない場合に、証明書と同時にSDカードを発行
ちなみに、無事故・無違反証明書とは、無事故・無違反で経過した期間を証明するもの。また、運転記録証明書は、過去5年、3年または1年の交通違反、交通事故、運転免許の行政処分の記録を証明するものです。
いずれの場合も、警察署、交番、駐在所、各都道府県の自動車安全運転センター事務所に備え付けの申し込み用紙を使用します。必要事項を記入し、交付手数料(1通につき800円)を添えて、最寄りのゆうちょ銀行・郵便局から申込むか、自動車安全運転センター事務所の窓口で直接申し込みます(ゆうちょ銀行・郵便局で申込む場合は、別途、払込料金が必要)。
証明書とSDカード(交付該当者のみ)は、郵便で届くか、自動車安全運転センター事務所で直接受け取ります。郵便の場合は、申込み(申請)日から到着まで1~2週間程度。また、自動車安全運転センター事務所でも即日交付はないので、詳しい日程などは直接聞いて下さい。
なお、各証明書は、専用のスマートフォン申請アプリを使えば、インターネットからも申請可能です。詳しくは、自動車安全運転センターの公式ホームページ(下記)を参照して下さい。
SDカードには種類がある
自動車安全運転センターの公式ホームページによれば、SDカードは「安全運転者(Safe・Driver)であることの誇りと自覚を象徴するもの」だといいます。また、これまでの安全運転に敬意を表すとともに、安全運転者を応援するため、SDカード取得者にガソリン代・食事代・宿泊代などの割引やマイカーローンの金利を優遇するなどの特典を授与するのだそうです(詳しくは後述)。
なお、SDカードには、無事故無違反の期間によって、以下のような種類があります。
【SDカードの種類】
1、無事故無違反期間が1年以上2年未満:グリーン
2、無事故無違反期間が2年以上4年未満:ブロンズ
3、無事故無違反期間が4年以上10年未満:シルバー
4、無事故無違反期間が10年以上20年未満:ゴールド
5、無事故無違反期間が20年以上:スーパーゴールド
ちなみに、これら各カードの表面には、無事故・無違反で過ごしている具体的な期間に関する記述もあり、どのくらいの期間で優良運転者を続けているのかなどが分かるようになっています。
スマホアプリならカードの携帯が不要
SDカードは、スマートフォンのアプリにすることも可能です。アプリは、iOS用とAndroid用があり、自分のスマホへインストールすれば使えます。アプリの利用は、QRコードが印刷された無事故・無違反証明書または運転記録証明書を入手。アプリで各証明書のQRコードを読み込めば、自分のSDカードが設定されるようになっています。
なお、後述する特典を使う場合は、スマホのアプリを起動し、リアルのSDカードと同様に、画面上のSDカードを提示すればOK。わざわざカードを持ち歩かなくてもいいので、忘れることもないし、とても便利だといえます。
全国約2万6000の提携店で使える
そして、最も気になるのが特典。SDカードを取得していると、全国で約2万6000店舗あるSDカード提携店で特典を受けることができます。提携店は、各都道府県で異なりますが、主な業種は以下の通りです。
【SDカード提携店の業種例】
・道の駅・サービスエリアなど
・ガソリンスタンド
・レンタカー・運転代行
・自動車・バイク
・引越・運送
・ショッピング
・旅行・宿泊
・レジャー・観光
・飲食店
・理容・美容・化粧品
・資格・学習・スクール
・育児・介護
・金融機関
・不動産賃貸
・住宅・住宅設備
・冠婚葬祭
・その他
たとえば、ガソリンスタンドでは燃料や洗車料金などの割引が可能。また、道の駅や高速道路のSA・PAでの割引、ホテルでは宿泊料金の割引など、バイク旅で使える特典も多いですね。さらに、メガネ店で眼鏡やサングラス、補聴器などを購入する際やカラオケ店を利用する場合に料金の割引があるなど、バイクやクルマ関連以外の特典も数多く設定されています。
なお、具体的な優遇については、地域や店舗によって異なります。また、具体的な提携店についても地域で違うため、詳細は、同じく自動車安全運転センターの公式ホームページ(下記)を参照して下さい。
有効期間のある特典に注意!
このように、さまざまな特典があるSDカードですが、注意点もあります。まず、各SDカード提携店によって、優遇されるサービスの内容や割引額が違うことです。同じ業種でも、お店によって優遇される内容は必ずしも同じではありませんので注意しましょう。
また、「(SDカードを)取得してから○年以内」といった感じで、有効期間などの条件も優遇店ごとに設定が変わります。なかには、「取得後1年以内」といったケースもあるので、取得してしばらく利用していない場合は、使う前に条件などをよく確認することをおすすめします。
メリットはお財布だけじゃない
ゴールド免許証の取得者は、こうしたSDカードのほかにも、たとえば自動車保険の保険料が割り引きになるなど、お金の面で助かるさまざまな特典を享受できるのも魅力です。
そもそも、安全運転は、お金にかえられない自分や周りの人たちの命や健康に関わる大切なことではあります。でも、ゴールド免許証やSDカードを取得することで、結果的に金銭面でもたくさんのメリットが生まれるのはうれしい点ですよね。かくいう筆者も、かつてゴールド免許証を持っていましたが、実はここ数年はブルー免許証。ぜひ再取得できるよう目指してみたいと思っています。
【関連リンク】
自動車安全運転センター 公式ホームページ
https://www.jsdc.or.jp/
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