さる10月19日、箱根の人気ライダースポット大観山展望台 アネスト岩田スカイラウンジ駐車場で、ハスクバーナのユーザーイベント"Husqvarna Fika Meet 2025"が開催された。雲一つない秋晴れ……というわけにはいかなかったが、全国各地からアツいハスクバーナ乗りたちが集まり交友を楽しんだ。

イベント名にある"Fika"とは

さて、イベント名にある"Fika"とは聞きなれない言葉だ。Fikaとは、ハスクバーナが生まれた国であるスウェーデンの伝統文化で、"甘い物と一緒にコーヒーを楽しむ"という意味合いを持つ。職場や家庭生活の中で、日常的にFikaタイムが設けられているのだそう。一般的な休憩時間ではなく、家族や仲間と一緒にゆったりとした時間を過ごすことで、絆を深めるために行われるものだという。そしてコーヒーブレイクは、ライダーのライフスタイルに欠かせないもの。スウェーデンにルーツを持つハスクバーナユーザーに、発祥の地の文化を楽しんでもらい、ユーザー同士そしてユーザーとメーカーの絆を深めようというイベントなのだ。

当日、会場に集まったハスクバーナは75台、初開催のイベントにも関わらず盛況。ただし、大規模イベントにありがちな騒がしさは皆無で、参加者は皆ゆったりとサービスされたコーヒーとお菓子を楽しんでいた。まさにこれが"Fika"の精神なのだろう。会場を包む穏やかな空気感が、なんとも心地よいイベントだった。"Husqvarna Fika Meet"は、今後も継続しての開催が計画中とのこと。ハスクバーナユーザーであれば、ぜひ一度参加して欲しい。

会場にはNorden 901 Expeditionをはじめ、Vitpilenシリーズ、Svartpilenシリーズの各モデルが展示

ハスクバーナの最新モデルを、一度に見ることができる絶好の機会。参加者は各モデルに興味津々の様子だった

参加者が受付で愛車ハスクバーナのキーを提示すると、コーヒーとお菓子、会場限定のステッカーがプレゼント

ハスクバーナブランドを展開するKTM JAPANでジェネラルマネージャーを務める、ケビン・シュトラスマイヤーさんも来場。参加者に向けてスピーチを行った

同じハスクバーナを愛するライダー同士、会話の種は尽きない。会場のそこかしこでユーザーの輪が作られ、ハスクバーナ談義に花が咲いていた

メーカーサイドと気軽に話ができるのも、このイベントの特徴。ハスクバーナのエキスパートであるスタッフが、ユーザーからの質問や相談に対応していた

Husqvarna Fika Meet 2025 参加者と愛車をご紹介!

Svartpilen 250  H.Yさん
「このバイクに乗りたくて、バイクの免許を取りました!」と語るオーナー。唯一無二のデザインに惚れ込んでいる様子。見慣れないカラーは、なんと自家塗装。テール周りをスッキリさせたくて、2018年式VitpilenのパーツをDIYで移植したのだそう

Norden 901  DENCOさん
初の大型にNorden 901を選んだDENCOさん。「長距離をラクに走れるバイクが欲しくて」とのことだが、購入から3年で5万7千キロを走破しているというからスゴい。アドベンチャーとしてはコンパクトで「顔つきがカワイイところ」がお気に入りとのこと

701 Enduro  N.Aさん
なんと宮城から日帰り参加という強者。ハスクバーナの魅力は「デザインとエンジンの良さ、そしてエルゴノミクスのバランスの良さ」とコメント。701 Enduroでオフロードはもちろん、兄弟車のパーツを使用しサーキットまで楽しんでいるのだそうだ

MC258A  敗残兵さん
このマシンはスウェーデン軍の軍用車、ATミッション採用の変わり種で非市販車。「ミリタリー好きで、スウェーデン軍の装備を調べている時に、このバイクと出会いました」と語るオーナー。旧車かつ激レア、維持は大変そうだが、長く愛して欲しいもの

Vitpilen 401  ノザワさん
ハンバーグ師匠のYoutubeスタッフとして注目を浴び、自らもYoutuberとして活躍する"ノザワ"さん。様々なバイクに試乗して、初バイクに選んだのがVitpilen 401。「デザインとカラーが最高にカッコイイですし、加速感も最高です!」と、愛車を溺愛

701 Supermoto  鎌倉の大黒さん
以前はスーパースポーツ系を乗り継いでいたオーナー。「身体がついてこなくなって……」と言いつつも、現在の愛車は過激なスーパーモト。「加速がいいですし、なにより軽い! ツーリングでリッタークラスに負けませんからね」と、愛車の速さにご満悦な様子

ジェネラルマネージャー ケビン・シュトラスマイヤーさんインタビュー

Husqvarnaをブランド展開する、KTM JAPANでジェネラルマネージャーを務めるのがケビン・シュトラスマイヤーさん。Husqvarna Fika Meet 2025の会場で、お話を伺うことができた。

1986年 ドイツ出身。2024年3月にKTM JAPANのジェネラルマネージャーに就任。現役のライダーで生粋のバイク乗り、今回のHusqvarna Fika Meet 2025にも、Svartpilen 801をライディングして来場。オフロードが大好きで、来日してからも積極的にエンデューロレースに参戦している。ケビンさんがハスクバーナのラインナップ中、今イチオシだというNorden 901 Expeditionに跨ってニッコリ。高い走破性と、ツーリングを快適にする装備が充実しているところがお気に入り。「このバイクで日本中を旅してみたいです」とのことだ

 

−− このミーティングを開催した主旨はどのようなものなのでしょう?

「Husqvarna Fika Meetはハスクバーナのオーナーが気軽に集まり、ライディングへの情熱を共有し、本音で語り合えるシンプルでリラックスした場を作ること目的としています。ハスクバーナのコミュニティを、さらに活性化するための取り組みの一つです。ハスクバーナはスウェーデンにルーツをもつブランドですから、その伝統であるFikaをユーザーの皆様と共に楽しみたいとの想いがあります。また、こうしたイベントは、ユーザーの皆様の声を直接伺うことができる貴重な機会です。全てのご要望に即お応えすることは難しいのですが、ユーザーの皆様の体験やアイデアを理解することが、未来を作り上げていくための第一歩だと考えています」

ユーザーの生の声を求め、会場では参加者と積極的に交流していたケビンさん。フレンドリーなパーソナリティが、多くの人を引き寄せる

 

−− 日本のマーケットに向けて、今後ハスクバーナブランドはどういった展開をお考えでしょうか?

「オフロードモデルに関しては、すでに高い評価をいただいていると考えています。今後も高性能なモデルを着実に供給していきます。その一方で、ストリートモデルは歴史が浅く、オフロードモデルに比べると認知度が低いのが現状です。日本のライダーの皆様に、ハスクバーナならではの、シンプルでスタイリッシュなデザインと、卓越したライディングパフォーマンスを体感していただける機会を増やしていきます」

会話の端々から、バイクへの愛が感じられるケビンさん。ビジネスマンである前に一人のバイク好き、こんな人が率いるハスクバーナの未来は明るいだろう

 

−− 日本のハスクバーナユーザーに向けて、メッセージをお願いします。

「ハスクバーナのバイクを選んでいただいて、本当にありがとうございます。これからもライディングを楽しみ、ハスクバーナをライフスタイルの一部として愛し続けてください。Husqvarna Fika Meetのようなイベント通じ、ハスクバーナを愛する人々の輪が拡がっていくことが何よりの喜びです。ハスクバーナを愛する皆様と、その道のりを共有できることに感謝しています」

この記事にいいねする


コメントを残す