夏から秋にかけてのスズキはミーティング三昧。8月の隼駅まつりに9月のカタナミーティング、11月のVストロームミーティングは既に定番だが、今回レポートするのは昨年からスタートした10月のGSX-S/Rミーティング。会場はGSX系の生まれ故郷であるスズキ浜松工場。普段は立ち入れない場所での開催が嬉しい!
⚫︎写真:スズキ/編集部
そんなに毎月ミーティングで大丈夫なんですか…?
と余計な心配をしたくなるほど、スズキは8月から11月までイベントが目白押し。それだけユーザーを大事にしてくれているわけだが、準備してくれる中の人たちは大変だろうなぁ…。
というわけで、当記事は10/12(日)に開催された「GSX-S/Rミーティング」のレポート。今年は初代GSX-R750誕生40周年の節目でもあり、その前年の1984年に登場したGSX-R(400)とともに、今年8月に発表された新型GSX-R1000Rと並べて展示。さらにGSX-S1000/GTは国内未発表カラーをさらりとお披露目。ちょっとしたサプライズも楽しみのひとつだ。
イベントの特長としては、開催場所がスズキ国内唯一の二輪生産拠点にして、大型GSX系の生まれ故郷である浜松工場なことだろう。そんなわけでテクニカルな催しも多数で、撮影はNGだったものの車体とエンジンの生産ラインの見学ツアーが開催され、さらに新型GSX-R1000Rの発表後とあり、加工前/後のクランクシャフトやメッキシリンダー、エンジンのカットモデルといった技術展示も行われた。
さらにイベント定番のトークショーではヨシムラの社長にして、世界耐久選手権を終えたばかりのヨシムラSERTモチュールチーム監督・加藤陽平氏やライダーの渥美心選手、今年の8耐に参戦したチームスズキCNチャレンジの佐原伸一さん、ライダーの津田拓也選手、そして日本人唯一の世界耐久選手権王者・北川圭一さんなどが来場。ゴリゴリのバイク業界人が並ぶのもGSX-S/Rという車両の特性だろうか。
イベントの開会挨拶をスズキの鈴木俊宏社長が務め、閉会後は社長自らが先頭に立って参加者をお見送りするのも他のスズキイベント同様。参加者/来場バイク台数は2073人/1694台と、初開催だった昨年(2019人/1812台)同等の盛り上がりを見せていた。
- イベント名:GSX-S/Rミーティング2025
- 開催日:10月12日(日)
- 開催場所:スズキ浜松工場内特設会場(静岡県浜松市)
- 主催:スズキ二輪
イベント当日の写真

新旧GSX-R系に注力する京都のm-techは、2008年の鈴鹿4耐で優勝したGSX-R600と、フルレストアされた超美麗・本当に新車のような初期型GSX-R750を出展。油冷GSX-R用パーツも多数展示。

もうひとつのサプライズが(現状では)スズキ最後のモトGPマシン・2022年式GSX-RRのエンジン始動。プロジェクトリーダーだった佐原伸一さんによれば「定期的に始動はさせていますが、内部の消耗も激しく、これが最後の機会かもしれません」

お昼を挟んで2回目のトークショーは「GSX-R40周年」がテーマ。(左から)GSX-R1000を駆り、2005/2006年の世界耐久王者に輝いた北川圭一さん、GSX-Rのテストライダーを務める佐々木栄司さん(2003年の600から関与し、現在は1000も担当)、原田名記さん(なんと1985年の400から関わる)、大城光さん(2008年以降の600/750/1000を担当)。そして新型GSX-R1000Rで開発責任者の野尻哲治さんが登壇し、開発の思い出話を披露。野尻さんからは新型について「圧縮比をかなり上げているが(13.2→13.8)、工業製品なのでパーツ公差の組み合わせなどでなかなか安定しない。それを今回は浜松工場がケースやシリンダー、燃焼室などの精度を高めてくれることで実現できた」と裏話を披露。今後については「馬力、軽さ、そして乗ってもナンバーワンなのがR1000」と豪語!
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