年々増え続ける参加台数

スズキ二輪主催の「KATANAミーティング」が9月7日(日)、今年もはままつフルーツパーク時之栖(静岡県浜松市)で開催された。2019年の初開催以来、コロナ禍でのWEB開催を除けばリアル開催は6回目と、カタナ乗りにはすでに恒例となった感がある。

それを示すように参加者も年々増加しており、2023年の1244人(バイクは1118台)、2024年の1334人(同1153台)を上回る1490人(1240台)が集結。残暑の厳しい会場には、それに負けじと熱い新旧カタナ乗りが押し寄せた。

当イベントはいい意味でのライトさとアットホーム感が特徴で、開場9時、終了13時という、さほど長くない開催時間にゆったりとコンテンツが織り込まれている。会場も1〜2時間もあれば見て回れる広さだし、駐車場のカタナを物色していればもうお昼、といった感じだ。

“カタナの未来”を若い世代に託す

イベントのメインコンテンツと言えるのは開発者のトークショーで、今回は現行KATANAのチーフエンジニアである野尻哲治さん、テストライダーである大城光さんが登場。ゲストとしてジャーナリストの横田和彦さんも登壇し、木村亜美さんの司会でカタナトークが展開された。

そのなかで“カタナの未来”を問われたスズキのお二人は、難題に悩みつつ「カタナブランドはすでに構築されているので、どんな形になったとしても続いていく(大城さん)」「カタナは若い子にも引っかかる何かがあるし、技術者としてやりがいもある夢のある機種。若い子がチャレンジして新しいカタナを作る、その土壌を作るのが今後の僕の仕事。スズキの人間は皆カタナを大事にしているので、暖かい目で見守ってほしい(野尻さん)」と意見を述べた。

2022年の改良から大きな動きのない現行KATANAだが、担当者は悩みつつも未来を見据えている模様。排ガス規制や今後導入されるサイバーセキュリティ法など、二輪を取り巻く環境には厳しさもあるが、それらを乗り越え“秘伝のタレ”のごとく伝承されていく…。カタナがそんな一台に育ち、ミーティングとともに長く続くことを期待したい。

鈴木俊宏社長が開会を告げるのがミーティングの恒例だが、今年はスズキの二輪事業本部長・伊勢敬さんが担当。2020年のWEBモーターサイクルショーで制作されたが、その後は日の目を浴びることなく保管されていたマットブラック仕様のKATANAで登場した。

ステージ脇には伊勢本部長が乗ってきたマットブラックに現行カラーのブルー、そして2021年に限定販売されたレッド(正しくはレッド外装に載せ替えた野尻チーフエンジニアの愛車)の3色が勢揃いした。

新型、旧型、そして3型…などなど、様々な年式のカタナが並ぶ様子は壮観!

例年、9時の開場とともに長蛇の列となるのがイベント記念の限定グッズ。

Tシャツやタオルなど、今年もあっという間に完売御礼!

会場内にはフードトラックのほか、パーツやタイヤ、用品メーカーのブースも出展。

ヨシムラは試作パーツを装着した現行型に加え、2001年に限定5台で販売された刀1135Rを持ち込んだ。

ヨシムラが現行KATANA用に開発中のハンドル。装着には同社のタンクカバーが必要だが、スペーサーを噛ますことでSTDタンクにも対応する。

デイトナも自社のステップやグラブバー、バーエンドミラー、フェンダーレスキットなどを装着した車両を展示。

プロトも自社&自社扱いパーツを満載したデモ車を展示。ハンドルはアエラと共同開発中の角度可変式だ。

多聞恵美さん、難波祐香さんによるトークイベントでは「名前に”刀”が含まれる人」を参加者から募集。大沼さんや比留川さん、瑠海さんなどが名乗り出てプレゼントをゲット!

開発者によるKATANAトークショーは週刊バイクTVの公開収録(10/8放送予定)も兼ねるという趣向。右からジャーナリストの横田和彦さん、チーフエンジニアの野尻哲治さん、テストライダーの大城光さんが登壇し、MCは木村亜美さんが担当した。

トークショー中“カタナらしさとは何?”と問われた野尻さん。「自分のカタナが一番。それ以外は認めない!というのがカタナ。それぐらい乗り手の魂が入っている」と取り出したのは先日逝去された漫画家・東本昌平さんの著書。「カタナは(東本先生の描かれた)この世界観だと思う。読んでいない方はぜひ」とコメント。

会のフィナーレはお決まりのじゃんけん大会。

閉会挨拶は主催者であるスズキ二輪の髙橋工社長。各出展者へのお礼や週刊バイクTVとの縁、今後のKATANAミーティングの盛り上げなどを約束。「来年も来て頂けますか?」という問いかけには多くのカタナ乗りが拍手!

イベントの最後は恒例、関係者総出で来場者をお見送りしてフィナーレ!

現場の雰囲気や車両など

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