膝擦りフォーム?で身構えても、リーンがすぐに始まりません

A.コーナリング中のフォームは最終のカタチで途中を間違えると効果激減!

プロのレースシーンで見る肘擦りフォームは、一気にあの姿勢にはなっていません。コーナー入り口で下半身こそイン側へズラして身構えますが、燃料タンクに覆い被さるように上半身がイン側深くに位置する姿勢は、リーンがはじまってから追いかけるように動いているのです。
なぜか最初からあのカタチで予めフォームをつくっていると思い込んでいる人が多く、どの道やらないから自分には関係ないで片づけてしまいがちですが、実はこの上半身が後から動いているアクションには、リーンの基本動作の大切さを再認識させる重要なポイントが含まれているのです。
いまいちどレースシーンの肘擦りフォームを解説すると、コーナー進入でのブレーキング中に下半身は次のコーナーのイン側へズラした態勢をとりますが、上半身とりわけ顔は減速姿勢で起していて、位置的には真ん中をキープ、リーンをはじめるときブレーキリリースで下半身がイン側にあった関係から、車体がブレーキで起されていた反力を失ったきっかけで倒れはじめたタイミングに、上半身を両肩が弧を描くようにイン側へ扇状に移動……という順序を辿ります。
なぜこんな動きになるかといえば、多くのライダーが勘違いしやすいリーンは「横へ動く」のではなく「体幹で重心を下へ」で動作するのが無駄なく効力を最も高くできるからです。
つまりあれほど素早く動くレースシーンでさえ、この重心は横ではなく下へ移動しないと最初に曲がらない、大事な向き変えができないということになってしまいます。であればなおのこと、フツーのリーンでもこのセオリーに準じて操作をすると、効果の違いは大きくて当然でしょう。

※この記事は2022/5/12に掲載された記事です。

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情報提供元 [ RIDE HI ]

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コメント一覧
  1. ごじ より:

    内側半身を脱力して体重移動し、倒すのは横ではなく下。これ試して「これが旋回か」と初めて味わう曲がり方を味わえました。(世の中には直心もコーナーも逆操舵が必須とかいう極論を言う人がいるので惑わされます)

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