
夏の灼熱で凄まじい高温を感じる空冷の油温は知っておくべきですか? 古いバイクだと季節でオイル粘度を変えたほうが良いのでしょうか?
A.油温計で確認できれば安心できます。粘度は神経質になる必要はありませんが、変えると違いは実感できます。
オイルは100℃を越えて120℃でも心配は要りません
油温、つまりエンジンオイルの温度のことですネ。空冷エンジンはシリンダーに冷却フィンがあって走行風で冷やされる……的なイメージがありますが、実際にはエンジンの温度を適正に保つために、内部を潤滑するエンジンオイルが重要な役割を果たしています。
このエンジンオイルの走行中の温度は、一般的に100~110℃が適正である規準となっています。水ではないので、100℃が高温ということにはなりません。120℃くらいまでは、エンジンオイルも潤滑性能を保っているので問題はありません。
ただ気になるのであれば、油温計をつければ安心できるでしょう。ただ120℃を越えたからといって、ハラハラドキドキするのもどうかと思います。 むしろ低すぎるほうに弊害があります。90℃以下のたとえば70℃しかないとなると、オイル粘度が硬くなりエンジンの動きにブレーキをかけるだけでなく、細部への浸透度も悪くなります。
レースではオイルクーラーの大きさを変えたり、オイルクーラーにテープでマスキングして温度を上げたりするほど、低い油温を避けています。
情報提供元 [ RIDE HI ]
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