
ホンダは6月17日、北海道にて自社開発のロケットによる離着陸実験の成功を発表した。垂直に飛び立ったロケットがそのまま垂直に着陸することで、何度も機体を再使用できるものだ。2029年には宇宙空間、準軌道への到達を目標とするという。
「ホンダロケット」民間での飛行成功は日本初!
二輪開発から始まったホンダだが、現在はあらゆるモビリティへその技術を活用し、様々な挑戦を続けていることは知られている。今回発表された「宇宙開発」についても、ホンダは2021年に「時間・場所・能力の制約から人を解放し、人々の暮らしを豊かにする」ためのテーマとしてチャレンジを続けている。2023年には宇宙開発にむけJAXAなどと技術提携を行っていることを明らかにしていたが、この時点では宇宙での生活のための、循環型エネルギーシステムの開発などがメインだった。
今回、実験が発表されたロケットは2024年から開発が進められている「再使用型」で、アメリカ「スペースX」のロケットでも知られるようになった、自ら離陸しつつ、垂直に着陸することが可能な機体だ。現在の宇宙往還はスペースシャトルのように、廃棄するロケットによって離陸し、機体のみ帰ってくるという形が一般的。しかし再使用型ロケットは、それ単体で宇宙へ行き、そのまま帰還できるというのが大きな特徴だ。
ホンダの実験機は全長6.3m、直径85cm、装備重量1312kgのサイズで、今実験では56.6秒飛行し、高度300mまでの離着陸に成功した。着地位置の目標との誤差37cmという高精度なコントロールや、上昇・下降時のデータ取得を達成しており、国内民間ロケットとしては初の成功事例となる。これまでの製品開発や自動運転開発で培った技術が活用された「再使用型ロケット」は、廃棄品を抑えたサステナブルな宇宙輸送の実現に貢献するみこみで、技術開発の目標として2029年に準軌道への到達能力実現を目指しているという。
実験の様子はホンダから公開中
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記事に水を差す様で申し訳ないが、宇宙開発とか いけ好かないデザインの軽自動車とかに多大な開発費をかけるのは、本業のモーターサイクル事業をキチンとやってからにして欲しいかな。
あのクソみたいな性能のCRFを高価い金で買わされた者としては、そう思わずにはいられない…。昔のホンダ社は本当に良い単車を作ってくれていた(まぁね、企業としては儲けないと社の存続もままならないから仕方無いのかも知れませんが…)
僕の残る人生において、ホンダの単車を買う事はもう二度と無いでしょう。