
全日本ロードレースの最高峰クラスにおいて史上初の外国メーカーで優勝を飾り、“黒船襲来”と話題となった「DUCATI Team KAGAYAMA」。ライダー水野涼選手が駆るドゥカティ「Panigale V4R」で知られるが、なんと今年5月に車両が全焼、全失してしまったのだ。これを受け、チーム代表兼監督の加賀山就臣氏は「DUCATI 【炎上再生プロジェクト】~皆様の力を借りマシン復活を~再び8耐へ」と銘打ち、2025年6月13日(金)よりクラウドファンディングを開始する。
“黒船炎上”するもまだ沈まない! 鈴鹿8耐へかける熱い想いと共に再起を誓う
発端は6月10日に加賀山氏のXアカウントに投稿されたポスト。「皆さんの力を貸して下さい。テスト走行でファクトリーパニガーレV4R、転倒により場外まで飛ばされ火災、大炎上となってしまいました。鈴鹿8耐と後半戦へ力を貸して下さい。」とのコメントと共に、見るも無残な黒焦げとなった「V4R」の写真が添えられていた。
ことが起こってしまったのは5/14に行われたSUGOでの走行練習中で、水野選手が乗る「V4R」が高速コーナーで転倒。そして不運にも車両が場外まで飛ばされてしまい車両火災が発生、消火活動が遅れバイクが全焼、全失してしまったのだ。幸い水野選手は大事には至らず、現在も鈴鹿8耐に向けて調整を進めている。
しかし、肝心のバイクがないのは致命傷。もちろん多額の費用がかかるため、鈴鹿8耐で優勝するためにクラウドファンディングの募集を開始したということだ。加賀山氏は「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」にて「8耐という夢の舞台で再びDUCATIが輝く姿を皆様と共に創造したいです。」「DUCATIを愛する皆様 モータースポーツを愛する皆様 そして夢を追いかけるすべての人々と共に実現したい大きな夢です。」「ぜひ、私たちDUCATIteamKAGAYAMAへの熱いご支援をよろしくお願いいたします!」と熱いコメントを吐露。
鈴鹿8耐にて「DUCATI Team KAGAYAMA」の雄姿を見るため、今こそファンの力を合わせ、全焼した黒船を再建するべきではないだろうか。
【黒船炎上】全焼パニガーレV4R復活プロジェクト始動! DUCATI Team KAGAYAMAがクラウドファンディングを6/13より開始 ギャラリーへ (7枚)この記事にいいねする