
ハンドルからチカラが抜けずうまく曲がれません
A.左手の外指2本ホールドと手首をまっすぐで驚くほど曲がれます!
バイクの前輪舵角はハンドルではなく車体の傾きによるセルフステア!
よくハンドルからチカラが抜けていないと、うまく曲がれないといわれています。なぜならバイクはハンドルで前輪を左右に切って曲がる構造ではないからです。 ハンドルを切っても曲がれない……のは乗れば誰でもわかります。バイクは車体を傾けて曲がります。でもそのとき前輪はどうなっているのでしょうか?
タイトルの画像をご覧になるとわかるように、車体(後輪)が傾くと前輪がその傾きに促されて僅かに舵角がつきます。これを「セルフステア」といって設計時にフロントフォークの角度やブラケットのオフセット量をバランス良く設定することで、ライダーがイメージした曲がり方に従順な反応をするようにしてあるのです。
しかし、このときハンドルを押したり引っ張ったりの舵角を押さえるチカラが加わると、前輪が後輪の旋回に追従せず曲がりにくくなり、後輪も旋回力が弱まって曲がれる能力を妨げる結果となります。
※この記事は2022/5/16に掲載された記事です。情報提供元 [ RIDE HI ]
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