
大同工業、椿本チエインの子会社に 来年1月株式交換により統合
二輪用チェーンなどを主力とする大同工業は、椿本チエインの子会社となる。椿本チエインが大同工業と株式を交換する形で経営統合し、大同工業を来年1月に完全子会社とする。大同工業は今年年末、東京証券取引所スタンダード市場で上場廃止となる予定。両社の経営統合により総合力を結集し、グローバル市場における競争力の強化を図るねらい。
株式交換による統合は5月14日の両社での取締役会決議により実施することを決定したもの。統合では椿本チエインおよび大同工業から、独立した立場で株式交換の検討を行うとしている。
統合の目的として、昨今、国内チェーン業界における外国資本の流入増加など、市場環境の変化を受け業界再編が進み、特に中国や韓国のチェーンメーカーが日本市場への参入を積極的に展開。同時に米国、欧州においてもチェーンメーカーの再編、統合が進んでおり、両社ではグローバルでの競争がさらに厳しくなるとしている。さらに脱炭素社会実現に向けた要求に対応することが求められているなど事業環境の変化が生じているとしている。こうした状況で両社は経営統合により総合力を結集し、グローバル市場における競争力の強化を図り、日本の産業を守り、世界の産業の発展にも資するなどを理由に挙げる。
オートバイ流通新聞
「オートバイ流通新聞」は、バイク業界のビジネス情報サイトとして「真に役立つ」情報掲載を目指しています。 バイク市場やバイク関連各社の動向、多くの業界関係者への取材など、流通分野に特化した情報を取り上げています。
情報提供元 [ オートバイ流通新聞 ]
この記事にいいねする