
川崎重工、過去最高を大幅超え 24年度連結業績 二輪関連の利益前年並み 25年度、二輪販売増見込み
川崎重工業2025年3月期、2024年度の連結業績は、売上と事業利益で予想を上回り過去最高を大幅に超えた。二輪を含むスポーツ&エンジン事業は世界全体での売上高、販売台数が前年度よりも増加したが、事業利益で若干下回った。
同社グループ連結の受注高は前年期に比べ5472億円増加、予想比で707億円増加の2兆6307億円。売上収益は同2800億円増加、予想比では307億円少ない2兆1293億円。事業利益が同969億円増益、予想比で131億円増益の1431億円で、このうち為替による変動で228億円あった。親会社の所有者に帰属する当期利益は同626億円増益、予想比では100億円増益の880億円であった。事業利益率は6.7%、ROE(自己資本利益率)は13.2%となる。
経営環境では、国内は好調な雇用・所得環境や設備投資の拡大、インバウンド需要の増加などで緩やかな景気回復がみられるが、米国関税政策やサプライチェーンの変化や金融市場の急激な変動など、先行きの不透明感が高まっているとしている。
こうした中で業績結果の主な要因として、受注高は航空宇宙システム事業、車両事業、エネルギーソリューション&マリン事業などでの増加を挙げる。売上収益では航空宇宙システム事業を中心に各事業の増収により、前期比で増収となった。利益については、事業利益は航空宇宙システム事業、精密機械・ロボット事業での改善やエネルギーソリューション&マリン事業での増益などにより前期比で増益。親会社の所有者に帰属する当期利益は事業利益の増加などにより前期比で増益となったという。
オートバイ流通新聞
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情報提供元 [ オートバイ流通新聞 ]
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