
川崎重工グループは未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市」にて「交通・モビリティ」分野を担当。これまでにないスタイルを持つ、モーターサイクルとロボティクスの融合により組み出された全く新しいカテゴリーのモビリティモデル「CORLEO」(コルレオ)を展示している。
コンセプト1「CORLEO」
「移動することにより幸せを感じたり脳に刺激を与えることにより幸せを感じる」ことを見つけ、これが今回のコンセプトの神髄となる「移動本能」となっている。「移動本能」により幸せになったり脳を刺激されて幸せを感じるためには、どんな方法があるのか? ということからのアプローチとなり「動物は人が踏み入れないところまで行けるので、動物に跨って移動しても面白いかも」と繋がり、動物からの発想につながりCORLEOの誕生になった。
「CORLEO」という名前の由来は、ローマ時代の「しし座」のラテン読み「コル・レオニズム」(獅子の心臓と呼ばれていた)からの命名だという。百獣の王ライオンのフォルムを参考にしながらもあくまでもモビリティーとして乗り物らしいデザインに仕上げられた。
CORLEOの特徴は、操縦性・安定性を備えたモーターサイクルの技術とロボティクスがもたらす高性能なアーム技術を駆使した4脚の悪路走行性能の高さを併せ持ち、モーターサイクルの感覚を大切にしながらもアクセルやステアリングによる操作ではなく、ライダーの重心移動によって「曲がる」「進む」「止まる」という操作になるところだ。
ライダーの加重変化を察知する装置は、あぶみ(ステップ)とハンドルになる。この「あぶみ」は、スポーツやコンポートの走行モードの変化に従い姿勢を変化させてライダーの乗車姿勢もコントロールしていく。あぶみ(ステップ)の位置や太さはなど全体的なフォルムが馬や動物ということもあり、バイクのテストライダーが跨ってテストするとバイクになってしまうため、神戸大学の馬術部のみなさんの協力を得たという。
情報提供元 [ WEB Mr.Bike ]
この記事にいいねする