
ニンジャと言えばカワサキのビッグネーム。
GPZ900Rとあの戦闘機映画をすぐに思い浮かべる人もいれば、今や最初のバイクがニンジャ250だったという世代も多いだろう。カワサキの偉大なるペットネームとして41年間も駆け抜けた「ニンジャ」を考える、近代バイク史に残る名車を語るシリーズ番外編。
Zを超えるアイコン
GPZ900R及びGPZ750Rは、少なくとも国内ではこのアルファベットと数字の組み合わせが正式名称であり、「ニンジャ」はあくまでペットネーム、愛称のようなものだった。
しかしニンジャと言えばGPZ900R、GPZ900Rと言えばニンジャ。
もうGPZ900R以外はニンジャと認めない! というコアファンもいるほどに、GPZ900Rの登場とニンジャというネームの衝撃は強かったのだ。
カワサキとしては一世を風靡したZ1に続くモデルとしてこのGPZ900Rを開発。
その経緯はこちらをご覧いただきたいが、ライバルが多く登場し優位性を失いつつあった空冷Z系から新しいイメージを模索していたカワサキは、この全く新しい水冷のGPZ900Rに「ニンジャ」というペットネームをつけることにした。
これは実はアメリカ市場からの要望だった。当時アメリカでは「将軍」というテレビシリーズが人気となっていて、アメリカ市場から「何か日本らしい名前を付けてくれ」と言われたそう。
ニンジャデビュー前にはスズキから「カタナ」が登場していたこともあり、そういった機運もあったのだろう。
情報提供元 [ Bike Life Lab ]
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