
2025年4月19日(土)より、アパレルブランドである「MOUSSY(マウジー)」とホンダによるコラボレーション展「“FUSION” LOVUS × HONDA展」が開催! 現場ではなんと“毛布”に包まれた「CBR1000RR-R ファイヤーブレード」が展示されていた。
目次
ホンダをテーマとした現代アートに驚愕! 4人のアーティストによる独自の解釈に注目だ
「“FUSION” LOVUS × HONDA展」と題した本展では4組のアーティストによる「ホンダ」をテーマにした作品群が会場を彩る。世代を超えた作家たちによるホンダに対するアプローチは様々で、「ホンダ」が日本のモータースポーツやカルチャーシーンに及ぼした影響が伺える展示内容だ。
Makoto Egashira氏による毛布のファイヤーブレード
まず一番に目に入ったのは毛布にくるまれたホンダの旗艦モデル「CBR1000RR-R ファイヤーブレード」で、外装のすべてがふさふさとしているのだ。その隣には全身をプロテクターで固めたライダーのマネキンが立っており、こちらも毛布に包まれていた。
作品を手掛けたMakoto Egashira氏は、2015年に発泡スチロール製の霊柩車を毛布で装飾した「神宮寺宮型八棟造」で「第 18 回岡本太郎現代芸術賞」特別賞を受賞。その翌年、毛布で洋式トイレをつくった「お花畑」で「SICF17」のグランプリを受賞した経緯を持つ。
Erika Naka氏の独自のセンスによる、視覚的インパクトを与える歴代ウィングマーク
続いては独特のタッチで描かれた歴代ホンダウィングマークのアート群がお目見え。こちらはErika Naka氏の作品で、現代に流布する断片的な記号やイメージを抽象的な形に再構築し、それを絵画の中で視覚的要素として表現しているという。今回の出展作では商品や日常的な風景を取り入れ、単なるアイコンを提示するのではなく、それらが持つ背後の空間や物語を視覚化させた。厚塗りのグラデーションやクリーミーな質感が強い視覚的インパクトを与える。
Kohei Mizuno氏の木製に見えない彫刻作品
お次はKohei Mizuno氏による“彫刻作品”だが、コンクリートや錆びた鉄に見える部分に至るまですべてが木製なのだとか。コンセプトは「普段見ている物がいかに曖昧か。動物によって見えている色や形はそれぞれ違う。今見えているものは本当の形や色か。固定概念を壊すことで鑑賞者に思考を促したいと考えている」というもの。近場で見ても全く木製には見えないその技術力と感性に圧倒されるだろう。
Yusuke Nakata氏の手掛けたレーサーが実際に使用した革ツナギのウィングマーク
最後はYusuke Nakata氏による大型のウィングマークのアート。これが一体何でできているのかというと、なんと全てが“革ツナギ”でできているのだとか。しかも実際に二輪レースで使われたもので、レーサーたちの魂がこもっているようにも感じる。横には同様にツナギで作られたマスクも展示されており、「“劣化し、破壊された靴”にある負のイメージに、「創作する」ことによる正のフィードバックを与えることで、暗澹とした世界や感情から光を見出したときの瞬間的な美しさを立体・半立体的に表象」をコンセプトにしている。
MOUSSY仕様のレブル500も登場!
会場にはアート作品だけでなく、MOUSSYがデザインを手掛けたレブル500が展示。基本色は白く、赤と青の織りなすコントラストでデザイン性の高いトリコロールカラーとなっている。カラーリングはフレームにまで至り、細部に至るまで細かく塗装がほどこされていた。
またその横には同色のSHOEI「グラムスター」も展示され、ホンダ、MOUSSY、SHOEIファンには必見の展示となっている。「東急プラザ表参道原宿」内の地下1階に展開するアートギャラリー「LOVUS gallery」にて5月9日(火)まで開催予定。ぜひホンダをテーマとした現代アートをご覧いただきたい。
“FUSION” LOVUS × HONDA展 詳細
・日時 : 4/19(土) - 5/6(火) 11:00 ~ 20:00
・場所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-30−3 東急プラザ表参道「オモカド」店 The SHEL’TTER TOKYO B1F LOVUS gallery
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