
国内屈指のラインアップを誇るバイク用品通販サイト「Webike(ウェビック)」はウェブメディア「Webike+(ウェビックプラス)」も運営しており、確かな情報を発信するバイクメディアとしても存在感を見せるまでになっています。かつてバイク専門誌の編集長を長年務めたWebike+編集長の市本行平氏(以下、市本氏)は、ウェブを主なフィールドとするWebikeでどんな手応えを掴み、そしてバイクの世界へどうアプローチしていこうと考えているのでしょう。Webikeが描くこれからのバイクの世界についてお伺いしました。
Webikeの成り立ち
それでは、WebikeとWebike+の成り立ちからお聞かせください。
ECサイトから始まったリバークレインですが、信濃はECサイトにとどまらない“バイクに関するサービスをウェブで実現する”というWebikeの姿も描いていました。それが、さまざまなバイク関連サービスを取り扱う現在のWebikeにつながっています」
WebikeのWebメディア『Webike+』もその一環なのでしょうか。
『Webike+』が目指しているのは、さまざまな情報を扱う総合バイクメディアです。編集長である私自身が趣味を深く掘り下げようというタイプではなく、世の中にある雑多な情報を面白く取り上げていくのが好きという部分も大きいと思います」
Webikeが目指しているのは、バイクに関するWebサービスを使ってライダーに貢献することです。今のWebikeのサイトには、ショッピング、中古パーツ、バイク選び、ショップNAVI、メディア総合(Webike+)、サービス、コミュニティ、イベントNAVI、レース、そしてWebikeがスポンサードしているEWC(FIM世界耐久選手権)と、ライダーのバイクライフを豊かにするためのサービスを包括的に取り扱っています。『Webike+』はその中の1つなのです」
幅広いバイク業界との連携

2025年5月17日(土)にモビリティリゾートもてぎ(栃木県)で開催するリバークレイン主催のバイクイベント『WEBIKE FESTIVAL(ウェビックフェスティバル)』特設サイト(キャプチャー当時の最新画面)
バイクに関するあらゆるWebサービスを取り扱うWebikeは、今後どのような展開をしていくのでしょうか。
第1回のイベントでの来場者数は約5,000人、取引先は約100社近くに及びました。そのほか、『Webikeアプリのポイント取得機能を活用したい』という他イベント主催者への協賛や、専用にカスタマイズしたメーカー協賛のメールマガジンの配信など、さまざまな取り組みを行っています」
モータースポーツにも深く関わっていらっしゃいますよね。
Webikeユーザーの大半はツーリングライダーですが、『WEBIKE FESTIVAL』をキッカケにサーキットという場所がどういうところなのか知ってもらい、ツーリングの目的地としてレース会場に遊びに来て欲しいんです。Webikeが関わることで何かを起こせないか、そんな考えからイベントを企画しています。
Webikeの『コミュニティ』サービスにあるグループ機能ではライダー同士がコミュニケーションできるのですが、これを『レース業界の活性化に応用しよう』という発想から、全日本ロードレースに参戦しているライダーのファングループをスタートさせます。ファングループから直接応援メッセージを送れたり、ライダーのファングッズの販売もEC機能で行えるようにします。
Webikeが持つ機能やサービスを使って、レース業界を盛り上げていきたいと考えています」
Webikeが考えるさらなる展開
イベントを主催するなど、Webの世界にとどまらない広まり方がWebikeの魅力なのですね。
バイクイベントとしては、2024年よりラリーイベント『阿蘇ツーリングラリー』をスタートさせました。指定された場所に行くとWebikeポイントがもらえるというシステムをパッケージングしたイベントなんです。多くのWebike会員とアプリがあったからこそ実現できたのだと思います。参加は無料ですが、今年(2025年)は別の地域での有料イベントも検討しています」
「また、ツーリング中にWebikeアプリを起動しておくと、すれ違った同じWebikeアプリを持つライダー同士で『ヤエー』(ライダー同士の挨拶の俗称)をしてくれる機能も展開しています。このように、ライダーのバイクライフに彩りを加えられるような取り組みをどんどん推進していこうとWebikeは考えています」
Webikeが描くバイク業界の未来
「こんなバイク業界にしていきたい」というWebikeとしてのビジョンはありますでしょうか。
バイクはリアルの世界で楽しむものなので、オフラインで楽しめる流れを作ることも常に考えています。それが前述のイベントやレースとの関わり合いですね。オンライン・オフラインそれぞれをうまく活用した環境づくりに注力したいと考えています」
ご自身が受け持っていらっしゃる『Webike+』のこれからについてお伺いさせてください。
何年後かには、今よりバイクを楽しむ人が増えた世界をWebikeのサービスが支えている、という風になっていると嬉しいですね」
バイクライフをさらに豊かにするサポート体制を
ショッピングからバイク選びにライダースコミュニティ、そしてイベントまで、あらゆるバイク関連のサービスを提供しているWebikeは、約120万人もの会員に支持され、Webike経済圏をますます拡大させていっています。バイクライフを豊かにするための取り組みを加速化させるWebikeは、ライダーにとって欠かせないサポートやサービスをさらに取り入れ、バイクライフをより豊かなものにしていってくれることでしょう。
■ウェビック【Webike】 https://www.webike.net/ 【画像】創業25周年を迎える総合バイクサービスサイト「Webike」独自の戦略に迫る (9枚)情報提供元 [ MOTO INFO ]
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