歩行者が消える?超危険な「蒸発現象」による事故を防ぐ方法

2024年10月、岡山県内の道路である現象が原因となる交通事故が起きました。横断歩道を渡っていた高齢の女性をクルマがはねた、という事故です。クルマを運転していたのは地元の警察官でしたが、どうやら不注意などではなく「歩行者の姿が見えなくなる」という現象が起きていました。
この事故は「蒸発現象」によって起きたものだと考えられています。
熟練ドライバーでも防ぐのは難しいといわれている蒸発現象のメカニズムや防止策を考えていきましょう。

蒸発現象とは?

蒸発現象とは、自分のクルマのライトと対向車のライトが交錯するエリアで光の交差が起きて、そのエリアにいる歩行者などの姿がまるで蒸発してしまったかのように見えなくなる現象です。物理の世界では「グレア現象」とも呼ばれています。
この現象が起きる条件がそろうと、しっかり前方を注意していても歩行者などの姿が見えなくなってしまうので、重大な交通事故につながります。
図でいうと、2台のクルマのヘッドライトが交差する道路の真ん中付近で蒸発現象が起きて、中央にいる女性の姿が消えてしまうのです。

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情報提供元 [ モーサイ powered by Motorcyclist ]

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