
毎年恒例、バイクの文化や二輪産業の発展に関してディスカッションを行う「バイクラブフォーラム」が9月、埼玉県小鹿野町で行われる。町ぐるみでライダーを歓迎する小鹿野町で様々なイベントやツーリングキャンペーンを開催。お堅い催しではなく、楽しんで参加できるのだ。経済産業省の担当者によるインタビューを交えつつ、詳細をお伝えしよう。
目次
フォーラムのほか、ツーリングキャンペーンなど参加型イベントも充実!
バイクラブフォーラム(略称BLF)は、世界に誇れる素晴らしいバイク文化の創造を目指すとともに、バイク文化の創造やバイク産業の振興、市場の発展を目的としたイベント。経済産業省が主導する「二輪車産業の振興」の一環として、2013年9月からスタートし、2025年で13回目を迎える。
主催は経済産業省のほか、バイクに関わる企業、団体、地方公共団体が中心。二輪車市場の動向や二輪車産業政策ロードマップ2030の進捗報告をはじめ、市場の活性化、利用環境改善など様々なテーマで識者によるディスカッションを行う。
例えば、2024年9月27日に宮崎県宮崎市で開催された第12回BLFでは「バイク×観光・地域振興」をテーマに、バイクツーリズムによる観光資源活用と地域振興についてのパネルディスカッションが行われた。
そして2025年は埼玉県秩父郡小鹿野町で実施。日程は次の通りとなっている。小鹿野町における開催テーマは東京モーターサイクルショーのステージ(3/28)で発表される。
●第13回 BIKE LOVE FORUM in埼玉・おがの
●日程:9月19日(金)フォーラム/同20日(土)関連イベント
●関連サイト:bikeloveforum.jp https://www.bike-ogano.jp/
フォーラムと聞くと何やらマジメそうな催しに見えるかもしれないが、3年前から関連イベントのひとつとしてツーリングキャンペーンなどのBLF開催記念イベントやセレモニーも開催されており、一般バイクユーザーも楽しんで参加できるのがポイント。今年は、バイクで小鹿野町の自然を満喫できる小鹿野、秩父地域を周遊するツーリングキャンペーンを開催するほか、9月20日は特設会場でのゲストトークショーや抽選会なども実施予定だ。
埼玉県小鹿野町は、2007年から現在までバイクによる町おこしを続けている日本でも珍しい自治体。町ぐるみでライダーを歓迎する町おこし団体「ウエルカムライダーズおがの」をテーマに掲げ、バイク関連イベントも盛んだ。
経産省の担当者はライダー、「バイクに乗ることの楽しさを伝えたい」
今回、小鹿野町を選んだ理由について、BLFに関わる経済産業省の是安(これやす)俊宏氏に話を訊いてみた。
「小鹿野町は“バイクによる町おこし”の象徴のような町です。BLFは、世界に通用する素晴らしいバイク文化の創造を目指すのが大きな目的ですが、小鹿野町の取り組みはこの目的に合致します。小鹿野町から手を挙げていただいたこともあり、今回開催させていただくことになりました」という。
さらに「関連イベントのツーリングをはじめ、色々なイベントとコラボレーションしながら、小鹿野でのBLFを盛り上げていきたいと考えています」と話す。3月28日には東京モーターサイクルショーのステージでBLFの告知イベントも実施するというので要チェックだ。
第52回東京モーターサイクルショー「BIKE LOVE FORUM in 埼玉・おがの」告知ステージ概要
「第13回 BIKE LOVE FORUM in 埼玉・おがの」に先立ち、3月28日(金)より開催される第52回 東京モーターサイクルショーの会場で、BLF告知ステージの実施が発表されている。
第52回東京モーターサイクルショー
「BIKE LOVE FORUM in 埼玉・おがの」告知ステージ概要
●日時:2024 年 3 月 28 日(金)13:20~13:50
●会場:東京ビッグサイト 東棟 8 ホール 特設ステージ
●登壇者:経済産業省 製造産業局 自動車課 課長補佐 是安 俊宏
小鹿野町 小鹿野町役場まちづくり観光課 課長 岩田 勝政
小鹿野町 小鹿野町役場まちづくり観光課 主事 山中 澪
BLF 開催実行委員会 幹事長 川瀬 信昭
埼玉・おがの ツーリングキャンペーン実行委員会 委員長 早田 和正
詳細は以下の東京モーターサイクルショー公式サイトを参照してほしい。
https://www.motorcycleshow.org/
この記事にいいねする