
「スギ」や「ヒノキ」という単語を聴いただけで目がかゆくなるというライダーもいるほどに、毎年春先になるとクローズアップされるのが花粉症です。
自分に合った市販薬を利用したり、医療機関を受診したり、季節性のものだからと我慢したりと対処方法は人それぞれですが、目がショボショボとしたりくしゃみを連発するとバイクの運転に影響し、時には危険につながることもあります。
また、「去年は症状が出なかったから」と楽観している人も、突然花粉症デビューする可能性もあります。
ここでは花粉症がライディングにもたらす影響や、有効な対策方法を解説します。
花粉が及ぼす影響
直接的に生命に影響するリスクが低いこともあり、日本における花粉症の患者数は正確に分かっていないようです。
しかし、環境省発行の花粉症環境保健マニュアル2022によれば2019年の花粉症有病率は42.5%とのことで、国民のおよそ2人に1人が発症している国民病と言っても過言ではない厄介な存在です。
スギやヒノキなど春に飛散する花粉の量は、前年の6月から秋にかけての日照時間や気温が大きく影響します。
すなわち前年の梅雨が短く気温が高い夏であれば、翌春の花粉飛散量は多いと予測されます。
日本気象協会の「2025年 春の花粉飛散予測(第3報)」(https://tenki.jp/pollen/expectation/)によれば、早いところではスギ花粉のピークは2月下旬から始まり、ヒノキ花粉は3月中旬から4月上旬にピークを迎えるとのこと。
また、飛散量は広い範囲で例年より多く、近畿や四国地方では例年の2倍以上となるところもあるそうです。
情報提供元 [ Bike Life Lab ]
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