
ヤマハ発動機は、二輪車業界初となるカーボンニュートラル対応の量産塗装ライン「CN1」を本社工場に導入し、稼働を開始した。塗装工程をオール電化することで、従来の化石燃料使用によるCO₂排出を大幅に削減し、生産現場の低炭素化を推進。さらに、新たな塗装技術の導入により、より魅力的なカラーデザインの実現も可能になった。環境負荷の軽減と製品価値向上を両立するこの取り組みは、二輪車業界における持続可能なものづくりの新たなモデルとなることが期待されている。
塗装工程をオール電化!「CN1」ラインで低炭素化とデザイン革新を実現
従来の塗装工程では、塗料の加温や塗装ブースの温度・湿度管理、焼付・乾燥などのプロセスで化石燃料が使用されていた。 しかし、新設された「CN1」ラインでは、これら全ての工程を電気エネルギーに切り替えることで、オール電化を実現している。
この取り組みにより、塗装工程の電化による生産現場の低炭素化が進み、環境負荷の軽減が期待される。 さらに、塗装工程の革新により、従来のラインでは実現できなかった新たなカラー表現が可能となり、製品の魅力価値向上にも期待できる。
ヤマハ発動機は、「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」において、2050年までに事業活動を含むサプライチェーン全体でのカーボンニュートラル達成を目指している。 今回の「CN1」ラインの導入は、その目標に向けた重要なステップだ。
情報提供元 [ YAMAHA ]
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