
排気量が251cc以上の小型二輪車を公道で走行するには継続検査を受検し、これに合格しなければなりません。
継続検査=バイクの車検には、バイク販売店や整備工場に検査手続き等を依頼する「ディーラー車検」や「車検代行」と、ユーザー自身が全国各地の検査場にバイクを持ち込んで受検する「ユーザー車検」の二通り方法があります。
ここでは、メカニズムに関する多少の知識とバイクいじりの経験があり、平日に受検時間が確保できるユーザーにとっては金銭の節約にも役立つ場合もあるユーザー車検に関して解説していきます。
バイクのユーザー車検の費用
バイクの継続検査に掛かる費用は「法定費用」と「整備費用」に分類できます。
法定費用は特別な整備や交換部品が生じない場合でも必ず必要な費用で、ユーザー車検でも車検代行でも違いはありません。
これに対して車検前のバイクのコンディション、各部部品の消耗度によって大きな差が出ることがあるのが整備費用です。
タイヤやブレーキパッド、バッテリーやドライブチェーンといった消耗部品は、必ずしも車検時期と交換時期が一致するわけではありません。
車検が有効な2年間でそれらのパーツの交換タイミングが順番に訪れ、たまたま検査直前にひとつも部品交換する必要がなければ、整備費用は安価で済ませることができます。
逆に、運悪くあれもこれも交換時期が重なれば部品代だけでもかなりの出費となります。
それらの部品交換をディーラーや用品店に依頼すれば、交換工賃も発生します。
車検代行を依頼する場合、そのバイクが保安基準に適合しているか否かの確認を行い、消耗限度を超えた部品があれば交換するなどの作業が発生します。
また、バイクを検査場に持ち込む手間と時間も掛かります。
情報提供元 [ Bike Life Lab ]
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