最近1時間も乗ると腰が痛くなって、このままではツーリングにも行けなくなるのではと不安です。対策があれば教えてください。

A.レース用脊椎パッドに寄りかかるよう乗ると効果的です。

負荷を集中させない工夫を

中年以上のライダーは、実際にすぐ痛みの渦中となって辛い思いをされたり、長時間走行で鈍痛が徐々に強くなったり、たまにピリっと痛みを感じて将来を不安に思う方まで、何かしら気にされている方が多いと思います。
これはバイクの乗る云々以前に、年齢を加えて脊椎が体重などで負担に耐えにくくなっているのですから、避けては通れない部分と向き合う気持ちになることが先決でしょう。
ボクもご多分に漏れず、たまにヤバイと思うことが……というかその崖っぷちにいるのは、何度もそんな経験してきたので自覚しています。
レースで骨折を繰り返したキャリアから、形成外科の専門医から教わった知識も含め、乗り続けるための気遣いはしてきました。
そもそも、知れば知るほどバイクに乗る姿勢は腰痛を誘発しやすいようです。なので、せめて日常では脊椎に負担がかからぬよう、運動するにも水泳だったり、あまり長く同じ姿勢でいないよう心がけてはいます。背筋を鍛えるのも、かなり効果があります。
こうした予防措置も大事ですが、やはり肝心なのが乗っているときの姿勢。シートに跨がった腰に上半身の体重を載せ、路面からの衝撃を腰に集中している状態が良くない……といったら乗れませんけれど、それくらいリスクを孕んでいる自覚は持ちましょう。
その上で背筋が真っ直ぐすぎたり、お腹のほうへ反らせて両腕でハンドルに突っ張り、上半身の体重を支えるのは、腰を守っているようで一番痛みに襲われやすい姿勢であることをお忘れなく。

※この記事は2022/7/6に掲載された記事です。

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情報提供元 [ RIDE HI ]

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