
近年、日本のバイク市場では一部の現行モデルが新車価格を超えるほどの高値で取引されている。特に、円安や国内での流通量の少なさ、さらには海外バイヤーからの需要の高まりが影響し、プレミア価格がつくケースが増加。人気モデルでは、納車待ちの長期化や生産台数の制限により、新車よりも中古車のほうが高値で取引される現象が発生しているほど。今回は、そんな「買取率が高いバイク」をご紹介。あなたの愛車が思わぬ高額査定となる可能性も・・・?
目次
買取率の高い現行バイク
2025年2月現在、円安の影響で日本の中古バイク市場が活況を呈している。特に、海外バイヤーからの需要が高まり、一部の現行モデルでは新車価格を上回る買取価格がついている。
バイク価格表
モデル | モデルイヤー | 新車価格 | 業者間での平均取引額 | 新車比 参考買取率 |
---|---|---|---|---|
ゴールドウイングツアー | 2023年 | 315万円 | 360万円 | 45万円up |
R1300GSアドベンチャー | 2025年 | 303万円 | 347万円 | 44万円up |
Z900RS SE | 2025年 | 155万円 | 196万円 | 41万円up |
TMAX560 TECH MAX | 2024年 | 145.5万円 | 150万円 | 4.5万円up |
テネレ700 | 2023年~ | 122万円 | 126万円 | 4万円up |
S1000RR | 2024年 | 240.5万円 | 240万円 | 100% |
R1300GS | 2024年 | 256万円 | 258.5万円 | 99% |
ハヤブサ | 2023年~ | 190万円 | 196万円 | 97% |
CB1300スーパーフォアSP | 2023年~ | 170万円 | 176万円 | 97% |
※金額は全て税抜き価格
※各機種の希望小売価格はベースグレードのベースカラーを採用
※平均落札額は業者間オークションのデータを2025年2月時点で12か月間遡った金額
※対象機種は
(1)業者間オークションで直近1年の平均取引額が100万円以上であった現行85機種を選出し
(2)モデルイヤーについては3台以上の取引記録がある年式のみを対象にして最も高年式なモデルを選別した(2025年モデルが1台で2024年モデルの取引履歴が3台の場合は2024年モデルの数字とした)
買取率が高いバイクTOP3
1位:ホンダ ゴールドウイングツアー 2023年モデル
・新車価格:315万円(税抜)
・平均取引額:360万円
・平均買取率:114%
・価格上昇額:45万円
ホンダのフラッグシップモデルであるゴールドウイングツアーは、国内向けに400台が生産された。その希少性と高い需要から、中古市場での取引価格が新車価格を上回った。特に、中東やロシアなど海外バイヤーからの需要が高く、相場高騰の一因となっている。
2位:BMW R1300GSアドベンチャー 2025年モデル
・新車価格:303万円(税抜)
・平均取引額:347万円
・平均買取率:114%
・価格上昇額:44万円
アドベンチャーバイクの代名詞ともいえるR1300GSアドベンチャーは、世界的な人気モデルだ。円安の影響で日本国内の新車価格が相対的に割安となり、海外バイヤーからの需要が高まっている。特に、ロシアやイラクなどでの需要が相場上昇の要因となっている。
3位:カワサキ Z900RS SE 2025年モデル
・新車価格:155万円(税抜)
・平均取引額:196万円
・平均買取率:126%
・価格上昇額:41万円
Z900RS SEは、往年の名車Z1をオマージュしたデザインと高い性能で人気を博している。新車の入手が困難な状況が続いており、中古市場での価格が高騰している。特に、ブラックカラーのモデルが高値で取引されている。
情報提供元 [ 株式会社パッション ]
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