2025年2月13日、以前より囁かれていたホンダと日産の経営統合協議が破談となったことが報じられた。2024年12月23日に締結された両社の経営統合に向けた検討に関する基本合意書を解約し、経営統合に関する協議・検討を終了することに両社間で合意したとのこと。

経営統合協議開始のニュースから2カ月も経たず白紙に

経営統合の会見が行われたのは2024年12月23日のこと。ホンダ、日産、三菱自動車の社長が一堂に会し、経営統合に向けた検討に入ることを発表。順調に進んでいれば2025年6月に契約書締結、2026年4月に臨時株主総会、2026年8月に共同持株会社による上場を予定していた。

しかし2025年2月4日、日産がホンダとの経営統合に向けた協議の打ち切りを決定。その際両社から「経営統合に関する一部報道があったが、本件は当社が発表したものではない」「2月中旬を目途に方向性を定め、発表させていただく予定です」との声明が発表されていた。

ホンダを親会社、日産を子会社とする体制へ変更することをホンダ側が提案するなど、選択肢について検討を重ねてきた両社。しかし、電動化時代に向けて変化の激しさが増す市場環境において、意思決定、経営施策実行のスピードを優先するためには、経営統合の実行を見送ることが適切であるとの判断に至ったという。

声明の最後は「今後は、自動車の知能化・電動化時代に向けた戦略的パートナーシップの枠組みにおいて連携しながら、新たな価値の創造を目指し、日産自動車およびHondaそれぞれの企業価値の最大化を追求していきます。」と締めくくっていた。

【速報】ホンダと日産の経営統合、白紙に。基本合意書の解約について発表 ギャラリーへ (2枚)

この記事にいいねする


コメントを残す